...伯父側の人々は彼に対して非常な反感を懐いていたのを見聞きしていたので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...このあたりの平野がかつて見聞きしたことのないような諧調の要素がそのうちにこもっていた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...どうでもなるがいいなどと棄鉢(すてばち)な事を考える事もあったがさて病人の頼み少ない有様を見聞き...
寺田寅彦 「障子の落書」
...手紙で『卑劣な言行』を見聞きしても...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いっさいの様子を見聞きして...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...彼女はいま見聞きしたいっさいのことから...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...これをはっきり見聞きしたのは...
豊島与志雄 「道標」
...パトラッシュだけが見聞きしていました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...こんな事も見聞きしなきゃならない」惆然(ちゅうぜん)として牛の歩みを運ぶ平次の人間らしさを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いろ/\の事を見聞きしてをりますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...楽しみとして見聞きすることは許さないではないから...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...私の見聞きしたことをお話した方がいいでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...親たちが熱心にその成立を祈っているのを見聞きしては...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...見聞きする眼(め)に耳にはなやかな気分の味わわれることが多かった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これを蔑視したり自分からこれを辞退したりした人々を見聞きすると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そういう朝臣的学者ないし御用学者の議論のあさましさをつぶさに見聞きしていたのであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...日ごろの世上や他家に見聞きしていたからだが...
吉川英治 「私本太平記」
...寢食を忘れてゐる樣な苦心ぶりを見聞きするごとにいつもうしろめたい氣がしたものである...
若山牧水 「酒と歌」
便利!手書き漢字入力検索