...そのハンマンなどいうものを見聞きする事などが楽しみだったり...
淡島寒月 「我が宗教観」
...このあたりの平野がかつて見聞きしたことのないような諧調の要素がそのうちにこもっていた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その生前見聞きしてゐた幾への反感が形を変へて今頃出て来たのであらうか...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...髯のぢいが若いころ見聞きしたといふ話をいろ/\きゝました...
土田耕平 「海坊主の話」
...麗わしいものや珍しいものを見聞きするたびごとに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...周囲に見聞きする事柄によって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それを見聞きするほどのものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...見聞きした事も漏らさずに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この男の見聞きしたことから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中へ入つていろ/\の事を見聞きする前に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...寒風に吹かれながら久しぶりで見聞きする興味にひかれて...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...この間に見聞きし事どもいささか記さんに管理部長殿は戸外に出で上着を脱ぎ捨てて自ら正宗の瓶の箱をこぢ明けなどす...
正岡子規 「従軍紀事」
...三句ばかり見聞きたる時は外に趣向なき心地す...
正岡子規 「俳諧大要」
...見聞きする眼(め)に耳にはなやかな気分の味わわれることが多かった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...親しく仕えて見聞きした話をし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(a)我々が憤りにかられながら見聞きしたものは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...蕨採りと言ッたところがさのみ面白い遊戯でもない,が摺鉢(すりばち)のような小天地で育ッている見聞きの狭い田舎の小児(こども)には...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...文談会の仔細を見聞きした者がないとは限り申さぬ...
吉川英治 「私本太平記」
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