...自分達は究竟の意味に於いて他を愛する生涯をば決して輕易に見積る事を許されない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...博士が蔵書全部の価格をざつと三万円に見積ると...
薄田泣菫 「茶話」
...「君がわしに貸そうという馬と小馬車とはおよそどれほどの価に見積るかね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それを残らず金に見積ることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...このように見ることは決してリチャードソンの能力と仕事とを低く見積ることにはならぬと自分には思われる...
中谷宇吉郎 「リチャードソン」
...しかも自分でその馬鹿気さ加減の程度を明らかに見積るだけの脳力があるので...
夏目漱石 「それから」
...すなわちおれが彼の地位にいたらこんな失体は演じまいと云う己を高く見積る浪漫的な考がどこかに潜(ひそ)んでいるのであります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...宝石の価格を見積るのはいっそう困難だった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...さしあたりの自給自足が出来るまで少くとも三カ年を要すと見積る...
本庄陸男 「石狩川」
...従ってそれが総人口に対してとる比率を幾分でも正確に見積ることは困難であろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...死亡率を見積るに当っては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かかる多数の移民を送っているに違いない地方教区で観られる比率によって見積るならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...大きな国の総人口を見積るに当っては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし五年間または十年間の増加率を見積るに当っては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...『全国の年出生の結婚に対する一般比率をトゥック氏が述べている通りと見積るならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いかに見積るもニコライの丘上に更に丘と塔とを置きたるほどの高さなり...
武者金吉 「地震なまず」
...* 自分の持つものを過大に見積ること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その純小遣いを十五円乃至四十円位に見積る...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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