...相當な大工並に木挽(こびき)に製調させた見積り書とを出して見せた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...風袋と減損見積り添量...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この方には趣向を主として実物には重きを置きませんからまず百円の見積り……足りない所は各自(てんで)の所持品を飾っても間に合わせるという考えです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...其建築費の見積りを聞くと...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...国語の実践的活動の面に対する寄与を極めて消極的に見積り...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...いろいろの見積りを立てていた...
徳田秋声 「足迹」
...料理の見積りをこの男がしてくれた時...
徳田秋声 「新世帯」
...小野の見積り書きを手に取っては...
徳田秋声 「新世帯」
...お増の立てた見積りが...
徳田秋声 「爛」
...しかしおまえは人間をあまりに高く見積りすぎたのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それを根柢として其他の書籍の價値を低く見積り...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...利息の見積りなんぞを呑込んでおいてくれないと困る...
中里介山 「大菩薩峠」
...涙一パイ溜めた眼で距離を見積り損ねたものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼の予測や見積りや思案は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...設計に対する詳細妥当な見積り書によって...
本庄陸男 「石狩川」
...過去の人口の見積りの基礎としては不確実な資料を提供したものであるということを証示する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あの人の帰る時刻をなか/\見積りかねて...
水野仙子 「脱殼」
...一人に就(つい)て一箇月の所得を尠(すくな)くも五十円と見積り...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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