...はたしてわが帝国は見破ることができるかどうであろうか...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...じき見破ることが出来るのですが...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...見破るときがいよいよ近づいてきました...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...見破ることができなかったのだ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...見破る人なんかありっこないわ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...おさなごや下等動物がわけもなく見破るという迷信は...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...それを見破ることができる...
太宰治 「ア、秋」
...「しかしそれだけで本当に真の説明になるでしょうか」「いやわしもそれが真の説明だとは思わんのじゃ」坊さんはけろりとした顔で「じゃがあなたがたはこの四者の関係を見破る者は誰もないとばかり云われる...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...僕の策略を見破るとは...
豊島与志雄 「自由人」
...住職はそこまでは見破ることができません...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼らの諂諛(てんゆ)を見破るほどに聡明(そうめい)ではありながらなお真実に耳を傾けることを嫌(きら)う君主が...
中島敦 「李陵」
...耳の走る見当を見破ると――向うにいた...
夏目漱石 「草枕」
...男か女かを見破る話は...
野村胡堂 「胡堂百話」
...こんな間柄になつて居るとまでは見破ることの出来ないお茶屋の女中や朋輩芸者は「あやちやんは利口ものだ」と云つて感心すると同時に「松村の旦那はちつとも御存じないのかしら」と云ふ様な目付で...
平出修 「瘢痕」
...見破ることの出來ない處にゐたから綺麗事は綺麗事にしか見えなかつた...
室生犀星 「渚」
...それを見破ることはないと思った...
室生犀星 「野に臥す者」
...たかが一介のビショビショ少年の正体を見破る事が出来なかったのみならず...
夢野久作 「暗黒公使」
...誰も見破る者がなかった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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