...僕は何かそれらの像を見知っているように思いました...
芥川龍之介 「河童」
...ママ」「そうです花よめさんです」よく見るとおかあさんはそのむすめを見知っているのでした...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...引きずられてゆく巡査の顔を見知っているのです...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...貸してくれないか」お互いただ顔を見知っているだけで...
太宰治 「人間失格」
...しかしそれには少年の顔を見知っているというこの茂十さんにぜひ行って見てもらって...
橘外男 「逗子物語」
...見知っている三人の一人だも乗らぬ...
田山花袋 「少女病」
...かねて見知っている古い栗(くり)の木のそばまできた時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...幸いに神尾を見知っている者は無く...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこにわれわれの心がすでに見知っている...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...」ニューヨークから急行した二人の顔を見知っているウォウリング警部は...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...このほり物で見知っているだろう...
三好十郎 「斬られの仙太」
...高い見識を備えたというのでもないこうした人さえ薫(かおる)のすぐれたところは見知っているのであると浮舟は思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...顔を見知っている...
山本周五郎 「新潮記」
...私を見知っているとのことであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...死んだ四人も見知っている...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...東寿どのの太刀筋を見知っているとのことだ……東寿どのが県先生の供をして...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...この青年は諸君の中に見知っている人が居るかも知れない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...秦朗は予も前から見知っている...
吉川英治 「三国志」
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