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饗庭篁村 「木曾道中記」
...立派な大仏の形が悠然(ゆうぜん)と空中へ浮いているところは甚だ雄大……これが上塗(うわぬ)りが出来たらさらに見直すであろうと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...われわれは現在の大地のおりおりの動揺を特別な目で見直すこともできはしないかと思われる...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...この門をよく見直すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...あえて日和(ひより)を見直す必要もなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...別段に名所古蹟を縦横から見直すという手段はありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...「迷信はところがらで致し方がないとしても、社へ納める絵馬に般若を描くやつもなかろうではないか」そう思って、白雲が見直すと、その署名に、「清澄村、茂太郎納」と筆太く記して、その頭へ小さく「仙台大手御門前」と割註(わりちゅう)がしてある...
中里介山 「大菩薩峠」
...一應見直すと、思ひなしか、少し顏色を變へて、そのまゝ、焚火の中へ投り込んだ樣で――」「フーム」平次の顏は深沈とした色になります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一朝にして「悪の面」と見直すためには相当な時間が私には必要であつた...
牧野信一 「疑惑の城」
...眼ばたきをして見直すと...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...新たに見直すところにある...
三木清 「人生論ノート」
...いつかきっと見直す人が出て再び立ち上ることと思います...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...改めて見直すようにしながら云った...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...なおよく眼の前にいる彼女を更めて見直すのだった...
横光利一 「旅愁」
...その人態(にんてい)などを眼で舐(ね)ぶるがごとく見直すのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...はッと眼をこすって見直すと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...それらを見直す前に...
蘭郁二郎 「地図にない島」
...暫くの時日を経ていま改めて見直すとなると...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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