...門の外に飛出して見物するのであった...   
伊波普猷  「私の子供時分」 
...この林博士は前から僕に屍体解剖を見物するように薦めてくれたのであった...   
海野十三  「人体解剖を看るの記」 
...特にいわゆる大甘物の通俗劇を見物することである...   
寺田寅彦  「自由画稿」 
...デパート三越などと共に銀座を見物するようになった...   
豊島与志雄  「風俗時評」 
...わしはわしで自由に見物するからという態度をとった...   
夏目漱石  「カーライル博物館」 
...仕舞(しまい)には東風と独逸人を四方から取り巻いて見物する...   
夏目漱石  「吾輩は猫である」 
...その芝居を見物するに異ならず...   
服部之総  「福沢諭吉」 
...独(ひと)りになつて街を見物するゆとりは許されなかつた...   
林芙美子  「浮雲」 
...しかしこれは徹底的に見物することに決心した...   
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」 
...日出子を誘って錦ヶ浦の方迄ドライヴして夕方の桜を見物する...   
古川緑波  「古川ロッパ昭和日記」 
...無声映画を見物するやうでもあり...   
牧野信一  「沼辺より」 
...いづれお天気の好い日にでも見物することゝして...   
牧野信一  「冬物語」 
...いなかを見物するがよかろう」わたしはマチアの代わりに答えようとしたが...   
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」 
...他の二夫人らにも来て見物することを源氏が勧めてあったので...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...どうやら寝ころんで見物することになりそうだ...   
山本周五郎  「風流太平記」 
...私は此宿にせめて一日でも泊つて吉林を見物する予定にして来れば好かつたのにと思つた...   
與謝野寛・與謝野晶子  「満蒙遊記」 
...それを見物する庶民の男女が...   
吉川英治  「新書太閤記」 
...今一つは瀬戸名物の鯛網を見物するにこの島は甚だ恰好だというのとで...   
若山牧水  「みなかみ紀行」 
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