...幸福も息子たちを見捨てるだろう!』――それは迷信(めいしん)です...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...7故郷を見捨てるのはロマンテストの哀しい権利だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...その夢をまったく見捨てるだけの勇気はなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかもいつまでたっても同樣の援助を必要とするような人たちを見捨てることは...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...このまま見捨てるには忍びないものがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは火の中に見捨てる外はなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伯父を見捨てるわけにはいかない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...あなたを見捨てることはないだろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...先方は義理固くて大将の遺孤(いこ)を見捨てる気は夢さらない...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...それでは音七と半兵衛を見捨てることになる...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...見捨てるように出た帰り道は...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...それが結局何の役に立つだらう?「大事な時にあなたはまたしても私を見捨てるだらう――何處へ行くのか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...他の民器を見捨てるのは...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これだけの塾生を見捨てるのも惜しいから」と云って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...魏を見捨てる素地(したじ)ができていたに依るものであろうか...
吉川英治 「三国志」
...この孟獲を見捨てるようなことは断じてないのだ」「なるほど...
吉川英治 「三国志」
...この難を見捨てることはできない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼は娘や孫を見捨てる気持になれず...
和辻哲郎 「鎖国」
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