...見捨てられた許嫁などにも此種の発熱が往々にしてある...
辰野隆 「愛書癖」
...見捨てられたものなど何一つ...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...優秀者のために使用され優秀者から見捨てられた語のあるものは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...法律によって見捨てられた人々...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いくら世間から見捨てられた此路地にも...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...お雪は今の世から見捨てられた一老作家の...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...そうなったら完全に見捨てられた地獄だ...
永井隆 「この子を残して」
...私は急に見捨てられた人のやうな寂しさを感じはじめた...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...信頼してゐたひとに見捨てられたやうなうそさむいものを感じた...
林芙美子 「秋果」
...見捨てられた貝殻のような...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...彼は家族の誰からも黙殺され見捨てられた自分を感じた...
北條民雄 「青年」
...「とうとう悪魔に見捨てられたか」とブルブル...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...運命に見捨てられたら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...あなたに今見捨てられたら僕はどうなります? いやいや...
三好十郎 「好日」
...だが私は大衆の見捨てられた一生に仕組まれている驚くべき摂理を明るみに出そうとするのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...私はそれらの多くを見捨てられた個所から救い出した...
柳宗悦 「工藝の道」
...炎々たる熱風のうちに見捨てられた...
吉川英治 「三国志」
...見捨てられたものではありません」「そちの手に残す二百余騎...
吉川英治 「私本太平記」
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