...見抜くことができなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...人生が他人にどんな展望を提供するかを誰が語ることができよう? われわれが一瞬たりとお互いの眼をとおして見抜くというほど大きな奇蹟がありえようか? われわれは一時間のうちに世界のすべての時代のうちに生きなければならない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この見抜く力を持っている人のことを...
太宰治 「惜別」
...どうしても感覚的なものを通じて能く物の本質を見抜く幼児の心には...
田中英光 「箱根の山」
...しかし若い正子はそれを見抜くまでに到っていない...
壺井栄 「一つ身の着物」
...科学の夫々の特色を見抜くためにこそ要求されたのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...見抜く処の観念である...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...見通し見抜く鋭い眼ではなく...
豊島与志雄 「碑文」
...誠ありと見抜く男の心を猶も確めん為め女...
夏目漱石 「幻影の盾」
...人の心を見抜くことも覚えるのさ」「ヘエ――」ガラッ八は正に一言もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その一人一人の職歴を見抜く事は困難でもあつた...
林芙美子 「瀑布」
...男を見抜く術を心得てゐた...
林芙美子 「瀑布」
...見抜くことが出来なかった...
久生十蘭 「湖畔」
...妹芸者の決心が生やさしいものでないことを見抜くと...
火野葦平 「花と龍」
...これらの言葉がはっきり伝えようとして伝えられなかった考えを見抜くことだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...物の底まで見抜くやうな見方をする...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...人を見抜く才能の豊かさが頷けた...
横光利一 「旅愁」
...こっちの足もとを見抜けば見抜くほど...
吉川英治 「剣難女難」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??