...いやしくもそれを見抜く眼のある人ならわかりますし...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...見抜くことができなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...この見抜く力を持っている人のことを...
太宰治 「惜別」
...がしかしその物語りは始めから終りまでつまらないそして馬鹿気た事じゃという事を見抜くに充分なだけは知ってますわい...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...時代の歴史的運動の動力と方向との必然性――それは社会に於て社会現象として展開せられる――を見出し見抜くものこそ歴史的感覚なのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...社会に於ける階級的対立が芸術価値に及ぼす関係を充分に見抜くことが出来なかった...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...今ごろになってなんのためにわれわれの邪魔をしにやって来たのだ? どうしておまえはそのやさしい眼でじっと見抜くように...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...屏風一重を見抜く力はない――そこで少々まごついていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...誠ありと見抜く男の心を猶も確めん為め女...
夏目漱石 「幻影の盾」
...人の腹の中まで見抜くんだね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...残念ながらそれを見抜くことはできなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...一瞬にして人の性格を見抜く早さに勝る人相学者が果たしているものだろうか? 心が通じ合う...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼女は情熱の中の幾千もの宝物を見抜くことを私に教えてくれました...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...灰色の瞳は何物をも見抜くかのようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...王族に生まれたものは誠実さを見抜くことがとても大変なのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...大勢の中からでも見抜くことができる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...こっちの足もとを見抜けば見抜くほど...
吉川英治 「剣難女難」
...ということを見抜くのは...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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