...検事や警察官達の心の中まで見抜くことは出来ないけれど...
江戸川乱歩 「悪霊」
...心理的に人の心の奥底を見抜くことです...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...見抜くことができなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...この見抜く力を持っている人のことを...
太宰治 「惜別」
...おぼろげながら見抜く事が出来るようになっていましたので...
太宰治 「人間失格」
...どうしても感覚的なものを通じて能く物の本質を見抜く幼児の心には...
田中英光 「箱根の山」
...彼には事態の真底を見抜く直観力があつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...科学の夫々の特色を見抜くためにこそ要求されたのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...見抜く処の観念である...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...闇をも見抜く力があるぞ...
中里介山 「大菩薩峠」
...之でも人を見抜く事は名人なのよ...
長與善郎 「青銅の基督」
...彼女の性格を朧気(おぼろげ)ながら見抜くように...
夏目漱石 「道草」
...お前はよく人を見抜く力をもってるから相談するんだが...
夏目漱石 「明暗」
...人柄を見抜くことなどは思いも寄りません」と謎のような事を言うだけでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人の心を見抜くことも覚えるのさ」「ヘエ――」ガラッ八は正に一言もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...君の考えによるといちばん無知な人間であるはずのこの私がそれを見抜くんだから...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...灰色の瞳は何物をも見抜くかのようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...こっちの足もとを見抜けば見抜くほど...
吉川英治 「剣難女難」
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