...彼女は見当違いな判断をした...
...知恵者が見当違いの予測をしたことは、しばしばあることだ...
...どういう話のキッカケからであったか平生(いつも)の話題とは全(まる)で見当違いの写真屋論をした...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...見当違いもいい加減にしてちょうだい」ぼくは大久保に訊(たず)ねました...
梅崎春生 「凡人凡語」
...見当違いの癇癪(かんしゃく)を立てて...
江戸川乱歩 「接吻」
...見当違ひをしてゐるとかする人達を好くものなのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...見当違いに痛快がられているようである...
寺田寅彦 「春六題」
...何れもそれが今の場合にとって見当違いであることを今吾々が述べた処である*...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...実際そういうことは多少見当違いのことだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この反ファッショ運動が国際的なものでなくて却って国民的なものであると称して夫はフランスやスペインに行なわれるが日本ではまるで見当違いのものだというような安易な説をなすものを見るからである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...見当違いの方面へ誇張されそうな気がする一方...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それは勿論途方もない見当違いだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...」およそ見当違いの返辞なので子貢は甚(はなは)だ不服だった...
中島敦 「弟子」
...実業家などがむずかしい相談をするのにかえって見当違(けんとうちがい)の待合などで落合って要領を得ているのも...
夏目漱石 「道楽と職業」
...生意気に威張る奴らがさ」「しかしそりゃ見当違だぜ...
夏目漱石 「二百十日」
...見当違いの方(かた)に無闇(むやみ)に有難がっていることもあり得ると思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...そっくり跡を継いでうまい汁が吸えると思ったんでしょう」「そいつは三河島の兄哥(あにき)の見当違いだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とかく見当違いな深入りをするものだからである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...お関の見当違いな怒りを受けてお久美さんや小女は身の置所の無い様に成る事も一度や二度ではなかったけれ共...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...ここはまるっきりの見当違い」「して此方を...
吉川英治 「剣難女難」
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