例文・使い方一覧でみる「見張る」の意味
スポンサーリンク...いつも彼が教室のなかのできごとを見張るときに腰かける高い椅子に王様のようにどっかと坐（すわ）りこんでいた... 
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...厳重に見張ることとなった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...アメリカ行きの汽船を見張るよう通達しました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...あの人を見張るつもりです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...むしろ充血した眼を見張るように緊張して天井（てんじょう）を見つめていた...
夏目漱石 「行人」
...ガラツ八は草つ原に寢轉んで表門を見張ることにしたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...利助が鵜（う）の目鷹（たか）の目で見張ることになってしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...官兵二人はそれを見張るともなく残されました...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...眼を見張るばかり...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...それを見張るためにほとんど夜も眠れないくらいだったのか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...お得意の呼び物の唄を歌う――「燕が今度また来たら眼を見張るだろ見張るだろ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...あとを見張る！」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それ聞いたか平土間の一人の客が「オホホ」Ｔ「此村大吉」と眼見張る...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...ぬかりなく見張るように固く申付けておけ」――承知つかまつりました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...貴女（あなた）を見張るやうに命令されましたところ貴方は窃（ひそか）に夫を探し出してその金を奪つて...
夢野久作 「暗黒公使」
...真っ白な江戸の全市に火の見櫓（やぐら）の灯（ひ）が幾つも年の暮を見張るように灯（とも）されてあります...
吉川英治 「江戸三国志」
...これが眞實の自分かと自分の姿に對して眼を見張る人すらも少ない樣に思はれてならない...
若山牧水 「樹木とその葉」
...周章（うろた）へて眼を見張るといふところがありはせぬだらうか...
若山牧水 「樹木とその葉」
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