...よく見定めることが出来なかったが...
海野十三 「火星兵団」
...はっきり見定めることが出来ないのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...何かを見定めるらしく彼の立姿をじっと見つめていたが...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...正しい方向を見定めるために彼は立ち止まる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...誰も見定めることができない...
中井正一 「歴史の流れの中の図書館」
...何が吊してあるのかとよく見定めると人間が一人...
中里介山 「大菩薩峠」
...その闖入の動物のなにものであるかを見定める労力と...
中里介山 「大菩薩峠」
...左右から正確に見定めることの出來たのは怪我の功名でもありました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...左右から正確に見定めることの出来たのは怪我の功名でもありました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...息の絶えるのを見定める隙もなく逃げ出した...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...曲者の姿を見定める隙(ひま)はございませんでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...猫がどこから這入ってくるのかを見定めるため...
萩原朔太郎 「ウォーソン夫人の黒猫」
...それを見定める隙(ひま)もなく...
本庄陸男 「石狩川」
...ちょろちょろと――焔(ほのお)があるかないか見定めることも出来なかった...
本庄陸男 「石狩川」
...朝ともなつて麗かな陽が紫色の山々を染め出してゐる日和を見定めると...
牧野信一 「山峡の凧」
...時計の針を見定めることも出来ず...
牧野信一 「眼醒時計の憤慨」
...そして四辺(あたり)に誰もいないのを見定めると...
室生犀星 「童話」
...まだその順序を見定めることはできぬが...
柳田国男 「海上の道」
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