...相手の顔も見定める事が出来ない...
芥川龍之介 「忠義」
...彼が彼の推理に私が同意したかどうかを見定めるために...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...各自に自分を襲ってくる者を見定めるのに忙しかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何かを見定めるらしく彼の立姿をじっと見つめていたが...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...正しい方向を見定めるために彼は立ち止まる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...よくよく見定めると...
永井荷風 「西瓜」
...なんとか明日の天候を見定めるものですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...よく見定めるつもりでいると...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度は、広小路の時のように一列は作らないが、無数の人がかたまって、押し合い、へし合い、後なるは前なるを引戻し、横から来るのは突きのけ押し倒し、襟髪を引っぱるもの、足もとをさらおうとする者、前なるは必死で、しがみついて放すまいとする、その事の体(てい)が平常ではありませんから、神尾が立ちどまって、篤と見定めると、彼等が押し合い、へし合いしている中央に、一台の馬車があるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それをはっきり見定めることは彼には出来なかった)何としても「我」が失くなるなどということは堪らないし...
中島敦 「狼疾記」
...平次はその辺の様子を一と渡り見定めると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左右から正確に見定めることの出来たのは怪我の功名でもありました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前が家の中へ入るのを見定めると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見定める暇もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朝ともなつて麗かな陽が紫色の山々を染め出してゐる日和を見定めると...
牧野信一 「山峡の凧」
...私はいま私の失敗のさらに重要な原因を正しく見定めることができるように思う...
三木清 「語られざる哲学」
...そして四辺(あたり)に誰もいないのを見定めると...
室生犀星 「童話」
...この様子を見定めると青眼先生は又何かうなずいて...
夢野久作 「白髪小僧」
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