...すると犬奴は彼等を見失うことを恐れ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...却つて史料の真実を見失う虞れもある...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...母親がわりの葉子の愛を見失うまいとして取り着いて来る...
徳田秋声 「仮装人物」
...もうふたたびたがいに見失うことのないのを告げた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...少なくともかく不思議にもめぐり会った以上はもはや決して見失うまいということ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その薄闇(うすやみ)の中に見失うまいとするようにして進んだ...
葉山嘉樹 「死屍を食う男」
...したいつつ追い求めているその姿を見失うまいとのみ念じていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...愛情というものの確的な質と行為の本質を見失うと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...現実のひどさを見ていてそれにひるまないで暖さも賢さも正しさも見失うまいとしている態度...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本来の雄大な動きを見失うようですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...民藝を見失う者である事を...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...知に止まる者はいつも信を見失うではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...吾々はたちどころに高麗の美を見失うのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ちょっと油断すれば先行者の姿は草か倒木の下に隠れて見失うのである...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...「あれ見失うな」と...
吉川英治 「三国志」
...大覚ノ宮を見失うこともなかったはずだ...
吉川英治 「私本太平記」
...ここでお姿を見失うてから...
吉川英治 「私本太平記」
...追いつけずに見失う事よりも...
吉川英治 「源頼朝」
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