...すると犬奴は彼等を見失うことを恐れ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...こんなふうに大人(おとな)を見失うなあばかげてる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その薄闇(うすやみ)の中に見失うまいとするようにして進んだ...
葉山嘉樹 「死屍を食う男」
...十字架を見失う時...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...私はそういう誠実な父の人間性を見失うまいと心がけ...
火野葦平 「花と龍」
...愛情というものの確的な質と行為の本質を見失うと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...現実のひどさを見ていてそれにひるまないで暖さも賢さも正しさも見失うまいとしている態度...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本来の雄大な動きを見失うようですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼はできる限り彼女を見失うまいとしたし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かれらは方向を見失うであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...吾々はたちどころに高麗の美を見失うのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...分堺を見失うているのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ちょっと油断すれば先行者の姿は草か倒木の下に隠れて見失うのである...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...見失うではないか」「旦那あ」と...
吉川英治 「大岡越前」
...よろしいか!魂魄燈(こんぱくとう)を見失うなよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...追いつけずに見失う事よりも...
吉川英治 「源頼朝」
...追跡者が数多くの側道に惑わされて我々を見失う可能性があるのではないかと閃いた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...そのため岸伝いの航海者は陸を見失う危険に苦しめられたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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