...昼夜の見境なく襲つてくるその苦痛を受け容れ...
薄田泣菫 「独楽園」
...見境なく水浴することによってカナトアの村のある種の神聖なタンクを汚染するので...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...警官でも与太者でも見境なく食ってかかる彼女...
田中英光 「野狐」
...男がカッとなったところへ、頭の上の羽目板へ矢文を結んだ矢が突っ立った、――こいつが邪魔をするのだ、と思うと、前後の見境なく、その矢を抜いて下から突き上げるようにお駒の喉を突いた」「…………」二人は固唾(かたず)を呑みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見境なくバサリバサリやつた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見境なくバサリバサリやった上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...誰れ彼れの見境なく當り散らして居る眞つ最中でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...傍(そば)へ寄るものがあれば見境なく切つて落し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...傷病兵も頑丈な囚徒兵も見境なくいっしょくたにして...
久生十蘭 「ノア」
...むやみやたらに・見境なく・うたうのを禁じていることである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これは見境なく誰にでもさせられる役目ではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...見境なく何にでも食ってかかる話と共に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どこの家族という見境なく...
吉川英治 「江戸三国志」
...百余人の近侍、旗本たちは、ざぶざぶと水につかって、溺れるもあり、泳ぎだすもあり、そこらの小舟や筏(いかだ)へすがりつき、或いは見境なく、曹操の舟へしがみついて来るのもある...
吉川英治 「三国志」
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