...見向きもしないやうになつてゐるだらうよ』『どうせそんな浮氣な奴は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...そしてわざと裏を向けながら見向きもしないで...
有島武郎 「或る女」
...伊勢湾などは見向きもしないで...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...スーツ・ケースを持った青年なんて見向きもしないとばかりに...
オー・ヘンリ O. Henry 大久保ゆう訳 「罪と覚悟」
...当分のあいだは他に求婚者が現れても見向きもしないだろう...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...大五郎の方をもう見向きもしないで...
豊島与志雄 「変る」
...誰も見向きもしない...
豊島与志雄 「孤独者の愛」
...不服そうに見向きもしない正夫の肩を...
豊島与志雄 「白い朝」
...もう亀などを見向きもしないが...
豊島与志雄 「文学以前」
...啓吉の方へ見向きもしないで...
林芙美子 「泣虫小僧」
...一度も見向きもしない...
火野葦平 「花と龍」
...むろん阿賀妻は見向きもしないし...
本庄陸男 「石狩川」
...余がこの窓から顔を出してゐるのを知つてゐる筈なのに、見向きもしない...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...少しも母に見向きもしない父...
三浦環 「お蝶夫人」
...七人の男は鴉の方を見向きもしない...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...てんで見向きもしないのよ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...カフェエなんか見向きもしない糞真面目な弟……そいつが何か悪い事でもしたかのように私の前にうなだれてメソメソ泣いているから...
夢野久作 「冥土行進曲」
...さらに見向きもしないで...
吉川英治 「神州天馬侠」
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