...証見台に立った彼は、緊張しながら証言を述べた...
...血だらけな清玄の幽霊は太夫の見台が二つにわれると...
芥川龍之介 「本所両国」
...急に決心してこの不二見台へのぼることにしたのだ...
海野十三 「海底都市」
...この不二見台へのぼってみたのである...
海野十三 「海底都市」
...見台(けんだい)を叩いて大声する儒者もある...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...三味線をかかえた年増の人をそばに総のさがった見台に向って...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...見台の上の本を披(ひら)いた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...見台を叩いて「さて...
直木三十五 「南国太平記」
...見台を前にして、張扇(はりおうぎ)でなく普通の白扇(はくせん)を斜(しゃ)に構えたところなんぞも、調子が変っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...その見台の上にのせてある書物を「孫子」だなと...
中里介山 「大菩薩峠」
...三味線が二張に見台(けんだい)...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...それでたりずに見台まで...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...小説では、ワルテルは友達がみな快楽に走るとき、田舎の修道院へ入って板の寝床に寝、高い書見台で、聖書や、ダンテや、スピノザなんかの禁欲主義者の本を読んでいたが、シゴイさんにとっては、国家は聖書で、飛行機はダンテやスピノザに相当するというわけだった...
久生十蘭 「だいこん」
...ハムレットは窓ぎわの書見台で立ったまましずかに読書していました...
久生十蘭 「ハムレット」
...見台(けんだい)のうえに...
火野葦平 「花と龍」
...見台を引き寄せた事であった...
森鴎外 「百物語」
...見台をたたいて伸び上るような身振りに...
山本笑月 「明治世相百話」
...見台に向ったら首から下は動かさず...
山本笑月 「明治世相百話」
...家康は書見台に眼を落して...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索