...証見台に立った彼は、緊張しながら証言を述べた...
...僕の足は僕の心にさからって僕を不二見台へはこんでいった...
海野十三 「海底都市」
...廃墟(はいきょ)の不二見台に立っていた僕だった...
海野十三 「海底都市」
...一つ見台のやうなものを拵へさせて...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...呂昇が出て来て金屏風(きんびょうぶ)の前の見台(けんだい)に低頭(ていとう)した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...見台(けんだい)を叩いて大声する儒者もある...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その中に名を呼ばれたので、モウ破れかぶれと中央へ進み出て、見台に対し、いよいよ講義を初めた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...廊下だの物見台だの他人(ひと)の室(へや)だのを...
夏目漱石 「行人」
...物見台から庭を通って階下(した)の四畳半に入り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三味線が二張に見台(けんだい)...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...ご書見(しょけん)のところを……」「ふむ」書見台(しょけんだい)から顔をあげると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...小説では、ワルテルは友達がみな快楽に走るとき、田舎の修道院へ入って板の寝床に寝、高い書見台で、聖書や、ダンテや、スピノザなんかの禁欲主義者の本を読んでいたが、シゴイさんにとっては、国家は聖書で、飛行機はダンテやスピノザに相当するというわけだった...
久生十蘭 「だいこん」
...見台(けんだい)に両手をついて...
火野葦平 「花と龍」
...見台に唄方が三人...
火野葦平 「花と龍」
...ウラスマル君の書見台に代用されてゐたのであつた...
松永延造 「アリア人の孤独」
...見台をたたいて伸び上るような身振りに...
山本笑月 「明治世相百話」
...今に至っては見台上にて手踊同様に扇をもって面白く拍子を合せ種々形を崩して古き名人達の心も知らず長々敷勝手気儘に上手振を専一とし...
山本笑月 「明治世相百話」
...見台に向ったら首から下は動かさず...
山本笑月 「明治世相百話」
...見台一つたたかずただの本を読むように語って行く...
山本笑月 「明治世相百話」
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