...証見台に立った彼は、緊張しながら証言を述べた...
...――君は九日午後七時不二見台(ふじみだい)に立っているだろう...
海野十三 「海底都市」
...ふたたび不二見台に立っている...
海野十三 「海底都市」
...君は僕らが物見台を持っていないと思っているのかい...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...呂昇が出て来て金屏風(きんびょうぶ)の前の見台(けんだい)に低頭(ていとう)した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...見台(けんだい)に向い...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...三味線をかかえた年増の人をそばに総のさがった見台に向って...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...二十八「何故、正成は、死んだか? 討死をしたか? 死なずにすむ戦であったか、免(まぬが)れぬ戦であったか、は、別の論議としておいて――」大作は、師範席の上へ、布団も無しに端坐して、書見台を前に、道場の板の間に坐っている人々を見廻しながら、講義をしていた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...「四年目の五月の節句じゃな」見台(けんだい)を前にして何かを読んでいた男の人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...見台の上には「孫子(そんし)」がのせてある...
中里介山 「大菩薩峠」
...廊下だの物見台だの他人(ひと)の室(へや)だのを...
夏目漱石 「行人」
...書見台の上には『雨月物語(うげつものがたり)』...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...見台をたたいて伸び上るような身振りに...
山本笑月 「明治世相百話」
...見台に向ったら首から下は動かさず...
山本笑月 「明治世相百話」
...見台一つたたかずただの本を読むように語って行く...
山本笑月 「明治世相百話」
...見台に向って伸び上ったり踊ったり...
山本笑月 「明治世相百話」
...次の間の見台(けんだい)の前へ坐った...
吉川英治 「脚」
...書物をのせた見台を左の傍(かたわら)に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...蹴鞠もしたという月見台わきの広庭などが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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