...しかも自分は人生を超脱した詩人であるということをもって自認しているような人々も見受けられるが...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...れいの思想家たちの回想録にしばしば見受けられるものであって...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...当分の衣料その他に不自由は無いものの如(ごと)くに見受けられる...
太宰治 「やんぬる哉」
...自殺遊ばされました」「…………」殿下の身体が烈(はげ)しく揺れたように見受けられる...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...タキシイドの男と粗末なデコルテがあちこちに見受けられるが...
谷譲次 「踊る地平線」
...しろうと眼にも可なり危険な状態のように見受けられるので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかるに今日世間に流布する多くのいわゆる通俗科学書中にはすこぶるいかがわしいにせ物が多いように見受けられる...
寺田寅彦 「科学と文学」
...たとえば花を包んだ千代紙のような論文がドイツあたりのドクトル論文にはおりおり見受けられる...
寺田寅彦 「備忘録」
...フロイト主義は必ずしも科学的信用を有っているとは限らないように見受けられる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それでは実践に訴えろと云うような場合が能く見受けられるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...事実上思想的進歩分子は続々として社大党へ入りつつあるように見受けられる...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...わが国の科学者や技術家にはまだあまりピンと来ないように見受けられる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それからラジオをジャーナリズムに数えていない場合も見受けられるが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...毎日のやうに見受けられることである)...
中原中也 「心理的と個性的」
...たまたま見受けられる「頂きを度外視した」ルートハンティングがその好例である...
松濤明 「ピークハンティングに帰れ」
...バーは云うに及ばず見受けられる事になった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...如何にも万物の霊長らしく見受けられるのであるが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...抜き差しならぬ集約状態の飽和点に達しているように見受けられるものですから...
横光利一 「夜の靴」
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