...まっ赤な土耳其帽(トルコぼう)を頂いた藤沢(ふじさわ)を見分けるには十分だった...
芥川龍之介 「路上」
...しかし此の毒草とせりやにんじんのやうな野菜とを見分けるにはごく簡単に...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そこまではっきり見分ける力はなかった...
海野十三 「少年探偵長」
...これは肉眼で見分けることは...
海野十三 「地球要塞」
...目に見えない程の産毛を見分けることが出来た...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...一見して見分けることが出来る...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...私はこれを見分けることができない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...何を見せても時代と工人とをよく見分けることができたが...
徳田秋声 「挿話」
...――彼は自分の考えを明らかに見分ける隙(ひま)がなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それぞれ自分の仕事におもむいてる労働者の組を見分けるには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...アンジェール尼は熱中さすべき相手を見分けることができた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...といって無条件で受け入れていいか悪いかを見分けるほど整った脳力ももたなかった...
夏目漱石 「明暗」
...常に同じ影響を歯車に与えていることを難なく見分けると...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...私には殆んどその集りが誰だか見分けることが出來るか出來ぬ中に...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...墮落した地獄の最高天使と永遠の玉座(ぎよくざ)からの使者――導(みちび)くものと迷はすものとの區別を見分ける顏をするのですか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私どもでさえ外部からそれを見分けることができた...
三木清 「読書遍歴」
...桜の色を着たほうの人が恋しい姫君であることも見分けることができた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...五種類に見分けることができた...
和辻哲郎 「京の四季」
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