...野菜の善悪を見分けるくらいは何でもないと思いますが...
芥川龍之介 「不思議な島」
...まっ赤な土耳其帽(トルコぼう)を頂いた藤沢(ふじさわ)を見分けるには十分だった...
芥川龍之介 「路上」
...これは肉眼で見分けることは...
海野十三 「地球要塞」
...善い人間か悪い人間か見分けるぐらいの分別はあるだろう...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...見物人は踊り手を見分けるのに夢中なのだから...
田畑修一郎 「盆踊り」
...何も見分けることは出来なかった...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...何を見せても時代と工人とをよく見分けることができたが...
徳田秋声 「挿話」
...土と老とを見分けるほどに興味を持ってはおりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...服装(ふくそう)と持物とによって見分ける外はないのだが...
中島敦 「狐憑」
...ちゃんと見分ける女なんだから...
夏目漱石 「明暗」
...無愛想な並列を作っているのを見分けることができました...
西尾正 「墓場」
...おれには人の才能を見分ける鋭い眼力があるなどと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼は兄弟たちの顔と動作しか見分けることができなかった...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...墮落した地獄の最高天使と永遠の玉座(ぎよくざ)からの使者――導(みちび)くものと迷はすものとの區別を見分ける顏をするのですか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...どうやって大将が来たとき見分けるか分からないことだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...何が善い本であるかを見分けることは容易でない...
三木清 「如何に読書すべきか」
...それが誰だか一目で見分ける...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...月光で互の顔を見分ける銀座二丁目とをあなたに想像お出来なさいましょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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