...有毒蕈とを見分ける事は専門家でない人には出来ない事です...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...見分けがつかなくなる...
海野十三 「骸骨館」
...僕等には迚(とて)も見分けられやしないよ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...はっきりと見分けられた...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...部屋の中はお互の顔や着物が見分けられるほどもやもやと明るく...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...どれがどうと見分けの附かない...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...ほとんど彼女の姿を見分けることができないくらいだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...思想の荒々しい圧倒のうちにほとんど人間を見分けることをしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その端(はず)れに立っている桜田門(さくらだもん)の真白(まっしろ)な壁が夕方前のやや濁った日の光に薄く色づいたままいずれが影いずれが実在の物とも見分けられぬほど鮮かに水の面に映っている...
永井荷風 「深川の唄」
...灰色とも白とも淡褐色ともつかない・砂とほとんど見分けの付かない・ちょっと蝉の脱(ぬ)け殻(がら)のような感じの・小さな蟹が無数に逃げ走るのである...
中島敦 「環礁」
...山手の教会堂の影も見分けが付かない...
中島敦 「狼疾記」
...父の顔を見分けると涙を流した...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...美しい人ばかりで見分けがつかぬとこたえると...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...卑(いや)しい樹皮であることも見分けることが出來ない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それを拾い上げた船夫がそれを見分けることができるばかりではなく...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...あたりの小径は見分けがたいほどの落葉に埋れて...
室生犀星 「名園の落水」
...気を付けていると直ぐに普通の人間と見分けが付くんだ」「つまりアノ爺(じじい)みたいになるんですね」「そうだよ...
夢野久作 「人間レコード」
...きれいな女と醜(みにく)い女との見分けはもう日吉にもついていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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