...どうして真鍮と金とを見分けるのです?』とジユウルが尋ねました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...雪と見分けが附かなくなつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...鼻のかけらだけでは大将とも雑兵(ぞうひょう)とも見分けはつかなかった筈である...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...どれだけが母親のと見分けはつかぬ...
寺田寅彦 「障子の落書」
...一々見分けることができないほど...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それぞれ自分の仕事におもむいてる労働者の組を見分けるには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...硬直か緊張か見分けのつかない状態のうちに凝り固まった...
豊島与志雄 「秦の出発」
...何にも見分けのつかない混乱した世界が...
豊島与志雄 「白日夢」
...遊蕩児もすぐ見分けがつきます...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...彼女はもう誰ひとり見分けることが出来なくなってしまいました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...世には甚だ見分け難い偽善がある!芸術に始源がありとして...
中原中也 「詩と詩人」
...調度のさまざまな細かい点も見分けがつくようになった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...相手を何ものとも見分けぬ暇に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...旗振りの青と赤を見分け...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...留守か留守でないかの見分けがつかないところはさすがに率八らしく...
吉川英治 「江戸三国志」
...どこにいるのか誰が誰なのか見分けもつかぬばかりだった...
吉川英治 「三国志」
...都会の無数の女の中に混ぜこんでも直ぐに見分けられると思っていた...
蘭郁二郎 「植物人間」
...ラ・ブリュイエエルの百姓はもう同族のものを見分けることができないだろう...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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