...そのきのこの有毒か無害かを可なりよく見分ける事が出来ます...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...「あの方(かた)だという見分けがおつきになりましたか...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼ら自身でも見分けがたい多くの理由が存していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...見分けてどうしょう? 彼は彼らを皆一様に愛していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...灰色とも白とも淡褐色ともつかない・砂とほとんど見分けの付かない・ちょっと蝉の脱(ぬ)け殻(がら)のような感じの・小さな蟹が無数に逃げ走るのである...
中島敦 「環礁」
...白い帆が雲とも水とも見分け難き境(さかい)に漂(ただよ)い来て...
夏目漱石 「草枕」
...よく見分けの付くやうにしてをりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...娘たちの長所短所を見分けて...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...絵具の色が見分けられるというのです...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...専門家なら見分けは簡単...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ひとはただ善いものを読むことによって善いものと悪いものとを見分ける眼を養うことができるのであって...
三木清 「如何に読書すべきか」
...夕方の物の見分けの紛(まぎ)れやすい時間に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...たとへ空地に這入つて行つてもすぐには見分けられない...
室生犀星 「めたん子傳」
...どこで調べて見分けて行くかと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...何の痕跡(あと)だかハッキリと見分け難(がた)い...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...闇の中に彼女の白い頭飾を見分けて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...帯は蜀江(しょっこう)か西陣か見分けもつかぬような絢爛(けんらん)...
吉川英治 「剣難女難」
...双眼鏡を使うと辛うじて水平の帯の形に彫刻された装飾らしきものを見分けることができた――装飾の中には太古の石鹸石にあった例の奇妙な点の集合体が見られ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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