...己は其瞬間を見出すのだ...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「春の心臓」
...さうしてそんなモデルに相應(ふさは)しい女を見出す前に...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...その姿を見出すことが出来なかつたために...
田山録弥 「ひとつのパラソル」
...見出すことが出来ない...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...その実例を吾々は後に意識に就いて見出すであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...とりも直さず歴史研究の資料を見出す絶好の機会ではないかと...
戸坂潤 「社会時評」
...十自活の途を見出す...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...そこに或る沁々(しみじみ)とした心の家郷を見出すことである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...到底其匹儔を見出すこと困難な次第ではあるが...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...いつまでもむずかっているより他(ほか)はしようのない自分自身を見出すのだった...
堀辰雄 「幼年時代」
...音無宿へ向ひ始めてバスの通ふ道を見出すのだが...
牧野信一 「剥製」
...決してそれだけの余暇を見出す事が出来ずにゐる間に...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...例へば此処に吾等が散歩に出づる時は何処でゝも常に見出す二つのしがない葡萄草がある...
牧野信一 「風媒結婚」
...そこでこの比率を見出すためには...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...むしろ我々は彼が懷疑の存在によつて眞理の存在を論證してゐるのを見出すのである...
三木清 「認識論」
...この領域を見出すための方法をフッサールは現象學的還元(phnomenologische Reduktion)と呼ぶ...
三木清 「認識論」
...進んではたくさん安く作ることでますます美を生む道を見出すことです...
柳宗悦 「民藝の性質」
...さまざまな思い出の一廓を見出すと...
吉川英治 「無宿人国記」
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