...傍におとなし気な永田を見出すと...
伊藤野枝 「わがまま」
...作る外ない私自身を見出すばかりだつた...
種田山頭火 「其中日記」
...それは云うまでもなく空間直観と幾何学との関係に於て見出すこと以外には無意味である...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...又或る人々は不安薄弱なるものの適例を見出す...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...見出すことが出来る...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...日本に於ける統制(経済的又文化的)の典型の一半を見出すのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...良心や何かも明白感情以外の拠り処を見出すことは出来ない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...彼の智力は彼が自分自身の中に見出すものに満足するには発達しすぎている...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...「ああどんな悪者がきたんだろう!」しかるに家にはいって最初に見出すところのものは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何者の姿をも見出すことはできません...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬は挨拶をつづくべき言葉を見出すに苦しんでいると...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこに二つの統一を見出すなんて...
夏目漱石 「行人」
...遺作を出版してくれる大出版社を見出すことがむずかしかった...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...一人の女としてはねかえして生きる道を見出すために佐賀錦の仕事がとらえられました...
宮本百合子 「現実の道」
...その根源と構造とを見出すことができる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まして僻陬(へきすう)の地にあるそれらのものを見出すことはほとんど望み難いからです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...労賃の市場率をその自然率以上に支持することのより困難なことを見出すであろうから...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...あたり前の現象として人々が不思議がらない事柄のうちに不思議を見出すのが...
和辻哲郎 「寺田寅彦」
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