...まして一般の世界にこの青眉の美をほとんど見出すことは出来ない...
上村松園 「眉の記」
...今ではその痕跡(あと)をすら見出すことが出来なくなつた...
田山録弥 「船路」
...もし私が極めてわずかなものであれ何か確実で揺がし得ないものを見出すならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...第一義的に見て大して存在理由のなさそうに見える形式社会学も相当な存在理由を見出すことが出来るのであった...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...この二重性と相似な二重性を数学に於ても見出すことが出来る...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...即ち一般的な命題を見出すことである...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...見出すことが出来るだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その合理主義に見出すことが出来るだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...御門の中に立っている彼を見出すようになった...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...十自活の途を見出す...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...どうにもこうにも米友に近寄る隙さえ見出すことができません...
中里介山 「大菩薩峠」
...読書を欲する者は閑暇を見出すことに賢明でなければならぬと共に...
三木清 「如何に読書すべきか」
...然し同樣の美的歴史觀を次の如くあからさまに述べてゐるのを見出すであらう...
三木清 「歴史哲學」
...発見したときはもうすっかり其にとらえられている自分を見出す...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ましてどこかに開けた天地を見出す限り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人は真の故郷を見出すのである...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...社家相続の方法等の中を尋ねると今とてもこの差別の微妙なる影響を見出すこと困難ならず...
柳田国男 「山の人生」
...一匹でも見出すと土旋風(つちつむじ)でも駈けるように...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索