...美しい感じを見出すことが...
芥川龍之介 「東京に生れて」
...その言葉を見出すことが出来ぬ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...少々空虚あるを見出す...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...尚如何にしても叺を見出す事能わざるを以て...
関寛 「関牧塲創業記事」
...その人に対して如何なる季題を見出すかということが大切なことである...
高浜虚子 「俳句への道」
...自分を見出すのだ...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...私は一つも見出す事が出来ませんでした...
太宰治 「トカトントン」
...他の財源を見出すまでには長くかかるかもしれなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その上に印度人の病気を見出すことが上手だ」「先生...
中里介山 「大菩薩峠」
...眼は五分(ごぶ)のすきさえ見出すべく動いている...
夏目漱石 「草枕」
...駕籠を据ゑた跡らしいものを撒水(まきみづ)の濕(しめ)りの上に見出すと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そしてそれほどぼんやりしてゐる自分自身を見出すことは...
堀辰雄 「不器用な天使」
...街の混鬧(こんどう)のなかに紛れない色別をその姿に見出すとき...
室生犀星 「香爐を盗む」
...また自然さとか民器に共通する性質を見出すであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...背中の子どもと共にベソを掻いている久助のあえない姿を見出すと...
吉川英治 「大岡越前」
...効果的な感能の調和を見出すか...
吉川英治 「折々の記」
...十万暗黒のうちに自分の衰えつかれた姿を見出すだけだった...
吉川英治 「親鸞」
...あらゆる宝石の充ち溢れた繁華な町や州の多くを見出すことを...
和辻哲郎 「鎖国」
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