...然し私は色々な理由で東京大学の学生になることを欲しませんので私にこれ等の課目を教えて下さる程親切で暇のある先生を見出すことが出来ません...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...予は予の忙がしい生活の壓迫から一日の休息をも見出すことが出來なかつたのである...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...信号の形を備えた電波は全く見出すことが出来ませんでした...
海野十三 「壊れたバリコン」
...その値段は一般民衆に得意を見出す程度のものにしたいと考えた...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...刺(そし)るといふことと同じであるやうな場合を私はよく見出す……...
田山録弥 「批評」
...学問性概念の動機に溯って学問性の規定を見出すのが今の課題なのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...残りの五〇パーセントは全く何等の職業を見出すことも出来ないというのである*...
戸坂潤 「技術の哲学」
...太陽の光に照されて見出すのである...
富永太郎 「美しき敵」
...一片の腐肉を見出すと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どちらへ向いて見ても活路を見出すことが出来ません...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...門番に命じて吾々一味の者の姿を見出すがいなや即座にあの黒い扉を閉めて...
牧野信一 「酒盗人」
...人々と波の入れ交つた騒音の中から言葉を見出すのは余程の難儀であつた...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...読書の習慣を得た者は読書のうちに全く特別の楽しみを見出すであろうし...
三木清 「如何に読書すべきか」
...我々はフォイエルバッハにおいても同じような思想を見出すことが出来る...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...何かの弁明を見出すかもしれない...
宮本百合子 「アワァビット」
...驚くほど私自身の中に見出す...
室生犀星 「愛の詩集」
...より多くの規律を見出す...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...心を踊らせて沢山そこに新しい茶器を見出すであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
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