...物について知っているかどうかを見出す場合に限って確定的だけれど...
江戸川乱歩 「心理試験」
...まだ棲めばいくらも収入を見出す事が出来ると思う...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...それぞれ秘密を見出すことが出来るのです...
竹久夢二 「秘密」
...それは一切の現象に例外なく当て嵌まるような普遍的関係を見出すまでである...
戸坂潤 「科学方法論」
...夫々之に相当する科学論――方法論――を事実見出すことが出来る...
戸坂潤 「科学方法論」
...従って之を学ぶ者は本当の意味での問題を見出すことが出来ない...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...その歴史的な本質を見出すには...
戸坂潤 「思想としての文学」
...思想の具体的な姿を見出すとも考えるのだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...今やそうした母親を見出すと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...其処に見出すのである...
豊島与志雄 「父母に対する私情」
...そこに或る沁々(しみじみ)とした心の家郷を見出すことである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...彼はおそらくその小さな所有地で子供達全部に適当な仕事を見出すことは出来ないであろうが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一人の女としてはねかえして生きる道を見出すために佐賀錦の仕事がとらえられました...
宮本百合子 「現実の道」
...むしろふとした偶然によって自分を見出すのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「人はここに物柔らかな・心地よい・自然簡素な・言葉づかいと、自己を語るにも虚栄なく他人を語るにも作為や羨望のない・著者の誠実が明白に輝いている・純粋な叙述と、何か結構な才能というよりもむしろ熱意と真実とにともなわれた彼の評論と勧告とを、見出すであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしてどうやってそれを自分の中に見出すべきか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まして僻陬(へきすう)の地にあるそれらのものを見出すことはほとんど望み難いからです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...あらゆる宝石の充ち溢れた繁華な町や州の多くを見出すことを...
和辻哲郎 「鎖国」
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