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饗庭篁村 「木曾道中記」
...この協力が恋愛を通じて行はるると同時に新しき思想を有する男女は最早恋愛をもつて他の目的を達するの手段と見做すことは出来なくなつて来る...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...劣者と見做す者が敗れるとも限らぬ...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...自然史についての彼の膨大な本は自然史に属すると正しく見做すことのできない多くの主題を含んでいる...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...一種の八百長とも見做すべきもので...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...生存に必要な程度以上には余り進んで居ないものと見做すのが当然であらうが...
丘浅次郎 「固形の論理」
...総べて誇大狂の範囲に属するものと見做すべきであらう...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...南部氏が津軽家を以て祖先の敵であり旧領を押領せるものと見做す事...
太宰治 「津軽」
...そして確かに私は何等かの神が欺瞞者であると見做すべきいかなる機會も有しないのであり...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これはとりわけかの外来のものと私の見做すところの観念のうちに数えらるべきものであるが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...運動をかくの如き量としてのみ見做す物体論が運動学である...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...科学に於けるこの天下り式方法を自然弁証法や史的唯物論だと見做すのが...
戸坂潤 「科学論」
...この「本質的な外見」を何等かの外見と見る代りに何等かの本質自身と見做すならば...
戸坂潤 「技術の哲学」
...物質を一つの今云った新しい意味での波動現象と見做すことによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この小説を好まない人はエフイーの挿話があまりありさうもない話であることをこの小説の欠点と見做すのである...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...固よりゲーテを単なる保守主義者と見做すことは当らないであらう...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...身體を所謂外的な存在と見做すことは出來なからう...
三木清 「歴史哲學」
...歴史的意識が非歴史的と見做すこのやうな實用主義的史觀には次の如き非歴史的な人間學が結び付いてゐたのである...
三木清 「歴史哲學」
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