...前者を地體の同心状弱線と見做せば此弱線は放射状弱線と見做すべきものなり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...余は普通基督教徒が目(もく)して論ずるに足らざるものと見做す小教派の中にも靄然(あいぜん)たる君子...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...自然史についての彼の膨大な本は自然史に属すると正しく見做すことのできない多くの主題を含んでいる...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...一種の八百長とも見做すべきもので...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...生存に必要な程度以上には余り進んで居ないものと見做すのが当然であらうが...
丘浅次郎 「固形の論理」
...其の問題が解決せられ終つたものの如くに見做す癖の生ずることを避けて...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...そして確かに私は何等かの神が欺瞞者であると見做すべきいかなる機會も有しないのであり...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これはとりわけかの外來のものと私の見做すところの觀念のうちに數へらるべきものであるが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...であると見做す間は...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...従来の一切の論理学を主語の論理と見做すのであるが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...広く官吏と見做すことが出来る...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...と私かに信じているものと見做す他はあるまい...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...つまり現実の有的国家を無的国家によって裏うちされたものと見做すことによって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...総てが日本型ファッシズムに集中していると見做すことが出来る...
戸坂潤 「唯物論とファッシズム」
...」「無論の腹の中へ派遣せられたと見做すのです...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...大宅氏の言葉を借りると両者を独立の王国と見做すことが不合理とは言へない...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...存在の中和性が恰も概念の普遍性に基くものの如く見做す普通に行はれてゐる誤解から...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...見るものゝ理想次第にて強(あなが)ち勸懲の作と見做すを要せず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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