...劣者と見做す者が敗れるとも限らぬ...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...余は普通基督教徒が目(もく)して論ずるに足らざるものと見做す小教派の中にも靄然(あいぜん)たる君子...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...生存に必要な程度以上には余り進んで居ないものと見做すのが当然であらうが...
丘浅次郎 「固形の論理」
...朕が自らを高価と見做すこと...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...南部氏が津軽家を以て祖先の敵であり旧領を押領せるものと見做す事...
太宰治 「津軽」
...いはば私の外に存在するものから取つてこられたものと私の見做すところの觀念について...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...であると見做す間は...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そして事情の許す限りは物質を空隙のないコンチニウムと見做す事によってその運動や変形を数学的に論じる事が出来た...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...運動をかくの如き量としてのみ見做す物体論が運動学である...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...この「本質的な外見」を何等かの外見と見る代りに何等かの本質自身と見做すならば...
戸坂潤 「技術の哲学」
...どうやってもこの解釈に這入らないものだけを失業と見做す(無職というのはだから実際必ずしも職のないことを想起させるとは限らないだろう)...
戸坂潤 「技術の哲学」
...従来の一切の論理学を主語の論理と見做すのであるが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...広く官吏と見做すことが出来る...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...吾々は何故に空間を一般に範疇と見做すか...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...総てが日本型ファッシズムに集中していると見做すことが出来る...
戸坂潤 「唯物論とファッシズム」
...一つの化学変化と見做すことである...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...ベルグソンは意識を純粹持續のモデルと見做すばかりでなく...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...唯物辯證法をもつて一の不可能なる概念と見做すところの思想は...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
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