...自己の言行を以て最良なるものと見做すは平凡人のなす処にして...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...余は普通基督教徒が目(もく)して論ずるに足らざるものと見做す小教派の中にも靄然(あいぜん)たる君子...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...生存に必要な程度以上には余り進んで居ないものと見做すのが当然であらうが...
丘浅次郎 「固形の論理」
...之は決して或る人人の論ずる如き信仰の復活と見做すべきものでは無く...
丘浅次郎 「人類の将来」
...自叙伝の一節とも見做すべきもので...
丘浅次郎 「落第と退校」
...其の問題が解決せられ終つたものの如くに見做す癖の生ずることを避けて...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...朕が自らを高価と見做すこと...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...南部氏が津軽家を以て祖先の敵であり旧領を押領せるものと見做す事...
太宰治 「津軽」
...であると見做す間は...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そして確かに私は何らかの神が欺瞞者であると見做すべきいかなる機会も有しないのであり...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...相反する二つの契機と見做す...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...物質を一つの今云った新しい意味での波動現象と見做すことによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...総てが日本型ファッシズムに集中していると見做すことが出来る...
戸坂潤 「唯物論とファッシズム」
...この小説を好まない人はエフイーの挿話があまりありさうもない話であることをこの小説の欠点と見做すのである...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...固よりゲーテを単なる保守主義者と見做すことは当らないであらう...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...他を緯と見做すこともできやう...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...これを經驗の最も基本的な形式と見做すとき...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...唯物辯證法をもつて一の不可能なる概念と見做すところの思想は...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
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