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饗庭篁村 「木曾道中記」
...前者を地體の同心状弱線と見做せば此弱線は放射状弱線と見做すべきものなり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...劣者と見做す者が敗れるとも限らぬ...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...自然史についての彼の膨大な本は自然史に属すると正しく見做すことのできない多くの主題を含んでいる...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...其の問題が解決せられ終つたものの如くに見做す癖の生ずることを避けて...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...であると見做す間は...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これはとりわけかの外来のものと私の見做すところの観念のうちに数えらるべきものであるが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そして事情の許す限りは物質を空隙のないコンチニウムと見做す事によってその運動や変形を数学的に論じる事が出来た...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...他面之を哲学上の労作と見做すならば...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...又主観が世界を空間の内にあるかのように見做すのでもない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...理性乃至悟性の観念的自発性による単なる構成だと見做すことに存する...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...一つの化学変化と見做すことである...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...其誇張の適例とも見做すべき詩文の中にも...
原勝郎 「貢院の春」
...この小説を好まない人はエフイーの挿話があまりありさうもない話であることをこの小説の欠点と見做すのである...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...固よりゲーテを単なる保守主義者と見做すことは当らないであらう...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...眞理をもつて人生に有用なるものと見做すところのプラグマチズムの迷妄を排除せしめるであらう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...例へば文學史を書く者がその認識目的の上から文學を中心としてそれ以外の文化的諸要素をそれに對する環境と見做すことが出來る...
三木清 「歴史哲學」
...身體を所謂外的な存在と見做すことは出來なからう...
三木清 「歴史哲學」
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