...しかしわしの見るところでは...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...それよりはるかにまさった者がかえって生活難のために子を遺し得ぬこともつねに見るところであるが...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...見るところ花はなけれどよき住居(すまい)四月九日 草樹会...
高浜虚子 「六百句」
...「わしの見るところでは...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...西洋映画でよく見るところの抱擁(ほうよう)の場面が見えた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私(わたし)(国嶋氏)の見るところを以てすれば...
谷崎潤一郎 「細雪」
...『トアスよ我の見るところ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...無知な老人(としより)の彳(たたず)んで見るところでは...
徳田秋声 「あらくれ」
...普通見るところよりは少しく四五倍の高さを増して...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か見るところがあればこそ...
中里介山 「大菩薩峠」
...少なくも新聞記事などで見るところでは...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...自分の見るところではチチコフという男は立派な人間だ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...フィールデンの見るところ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...源氏は見るところがあってわが子の教師に招いたのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わが見るところを以てすればエワレツトと早稻田黨との所謂主觀は審美感にあらずして實感なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...空車はわたくしの往々街上において見るところのものである...
森鴎外 「空車」
...わしにもちと見るところがあるによって」「ははあ...
吉川英治 「剣の四君子」
...――見るところ武者修行はまだ三十に届くまい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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