...人間は他人の見よう見まねで育って行ったのではだめだから...
有島武郎 「或る女」
...見よう見まねで、静子の二人の妹――十三の春子に十一の芳子、まだ七歳(ななつ)にしかならぬ三男の雄三といふのまで、祖父母や昌作、その姉で年中病床(とこ)についてゐるお千世(ちせ)などを軽蔑する...
石川啄木 「鳥影」
...私は見よう見まねで稲荷ずしや...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...見よう見まねの渡世人の仁義をよそおい上目づかいにいざり寄った...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...見よう見まねの製作にかかり...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...見よう見まねでその通りやっております...
上村松園 「わが母を語る」
...見よう見まねってやつですね」この運転手は...
江戸川乱歩 「影男」
...見よう見まねのたしなみは持っているというこの男が...
中里介山 「大菩薩峠」
...見よう見まねをしたものの名残(なご)りかと思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...見よう見まねに音楽をやることが...
中里介山 「大菩薩峠」
...みな働くと申しても、皆さんの力が平均しているわけではありませんから、誰も彼も鍬(くわ)を取り、鎌を振(ふる)って、荒仕事ができるものではありません、女子供はましてそうですが、力の足らぬもの、経験の乏しいものは、見よう見まねに、仕事の成績には関係せず、努めてやってみようという心がけが大切です...
中里介山 「大菩薩峠」
...見よう見まねで堕落したのである...
新美南吉 「童話における物語性の喪失」
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