...船中の見ものだった...
有島武郎 「或る女」
...なかなかおもしろい見ものでしたが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...ここの馬酔木だけは全く奈良の見ものである...
土田杏村 「あしびの花」
...最後の隧道を抜けていよいよ上高地の関門をくぐったとき一番に自分の眼に映じた美しい見ものは...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...面白い見ものであろう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この仲裁ぶりが見ものだなあ――米友はじりじりしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...皆そぞろに身ぶるいの出るのを止め得ない見ものだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...神月と父の間にはさまった愛一郎の顔は見ものだった...
久生十蘭 「あなたも私も」
...それはまことに珍らしい見ものに違いない!』『仰せの通りにございます...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...殊(こと)に仮宅(かりたく)を構へて妓楼(ぎろう)が商売して居る有様は珍しき見ものであつた...
正岡子規 「病牀六尺」
...私はそこを見ものと思い楽しんでいる訳です...
宮本百合子 「アンネット」
...なかなか見ものでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一日に何百と描くその技の早さは見ものでさえあります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...虫送りとともに美しい見ものであった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...皆今夜帰って来て、どんな顔をして来るか、これや、見ものですよ...
横光利一 「旅愁」
...おもしろい見ものである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...これは見ものである...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここしばらくの見ものであります...
吉川英治 「随筆 新平家」
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