...どこにあるのも見にくいものゝみである...
芥川龍之介 「東京に生れて」
...「杖を後については見にくいです...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...光のすくないうす暗いところなどでは見にくいわけは...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...一四 黄泉の國の見にくいばけものの女...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...一 大變見にくいきたない世界...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...只皮膚の荒れてゐるのと生え際の薄いのとが目に立つて見にくい...
高濱虚子 「俳諧師」
...下広がりのスタビリティのよい姿は決して見にくいものではなかった...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...……」自分では見にくい...
火野葦平 「花と龍」
...自分で透かして見にくいと申すべきでございましょう...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...前方が見にくいほどでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...見にくい顔で鼻汁(はなじる)を垂(た)らした小さな子供を貰(もら)ってくるというのが多く...
柳田国男 「海上の道」
...これですら地名が多くて見にくいという批難があるそうだが用途が別なために峠とか橋本とかの...
柳田國男 「地名の研究」
...顔容(かおかたち)の至って見にくい娘があって...
柳田国男 「年中行事覚書」
...もし見にくい池の蛙などであったら...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...雲が水面に映って見にくいのである...
吉川英治 「魚紋」
...上から下は見にくいもんだ...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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