...こんな見なれない動物をごらんになって...
海野十三 「金属人間」
...中から見なれない背広服の男がおりて来た...
海野十三 「空襲警報」
...夢の曲(トロイメライの如く)受験生青木 はて見なれない所だなあ...
海野十三 「新学期行進曲」
...見なれない景色がみえた...
海野十三 「大空魔艦」
...二の次の問題です」とその見なれない青年紳士は...
海野十三 「爆薬の花籠」
...見なれない女人の姿がおっかぶさっている...
海野十三 「四次元漂流」
...なんだか見なれない...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...奇妙な文字の看板、安っぽい椅子の海が歩道へはみ出ているキャフェ、悲しい眼の女たち、意気な軍服と口笛の青年士官、モウニング・コウトに片眼鏡の紳士、どなるように客を呼ぶタキシ、四、五人で笑いさざめいてゆく町の娘、見なれない電車、灯(ひ)に踊る停車場まえの裸像の噴水、兵卒のような巡査、駈けよってくる花売り女――騒音は都会の挨拶(グリイテング)だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...見なれないうちは少しおかしくても...
寺田寅彦 「生ける人形」
...見なれない男です...
豊島与志雄 「シロ・クロ物語」
...そのへんに見なれない大きな馬で...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...見なれない他國者がちょっと姿を現わしただけで...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...あがり口に見なれない桐箱がおいてあるので...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...レエヌさんが、いつもの例で、おや、見なれない娘だ、というふうに、不思議そうな眼差しで二人をながめてから、「ああ、あなたたちだったのね...
久生十蘭 「キャラコさん」
...その写真の中の見なれない若い母の俤の方が...
堀辰雄 「花を持てる女」
...見なれない束髮に結つてゐた...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...(a)我々は普通の事柄より見なれない事柄を嘆賞し尊重する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...直(ただち)に眼に入るのは石州で見なれない黄色をした土焼(どやき)である...
柳宗悦 「雲石紀行」
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