...私にはどこか見どころがあると異口同音に云ふのである...
宇野浩二 「質屋の小僧」
...一木を見どころのある男として目をかけ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...何の見どころのない烏(からす)でも...
太宰治 「惜別」
...見どころがあって...
太宰治 「二十世紀旗手」
...見どころあります...
太宰治 「火の鳥」
...闘牛のなかの見どころである...
谷譲次 「踊る地平線」
...どこといつて見どころはないけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...あれは見どころのある...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...また観客はカメラのようにあんなに勝手に位置を変えて自由に見どころを得られるはずはないのである...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...しかしこの映画を一種の純粋な情調映画と見なし「俳諧的(はいかいてき)映画」の方向への第一歩の試みとして評価するとすれば相当に見どころのある映画だと思われる...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...見どころがあると思ったこの子も...
富田常雄 「面」
...見どころがあると土地の姐さんのすすめで...
豊島与志雄 「常識」
...彼女は花見どころではないが...
野口米次郎 「能楽論」
...短刀には見どころがある...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なかなか見どころのあるようだと思っているんだが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ただ一つ見どころがあるので...
横光利一 「旅愁」
...何か見どころのある人物にちがいあるまい)と...
吉川英治 「三国志」
...見どころがありますよ」また...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索