...見とおしもきかぬ深い森が...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...仏様が見とおしていらっしゃいますからね...
中里介山 「大菩薩峠」
...この天災にも充分の見とおしを置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこまでお見とおしたア知らなかった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その明るくてかげのない実践的な生活態度と遠大な見とおしに立って...
宮本百合子 「音楽の民族性と諷刺」
...前進する人類社会の歴史の見とおしにたって...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...はっきり見とおして...
宮本百合子 「幸福のために」
...その見とおしが心をひきつけるのであすこへ行って見たいとつい歩く...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...常にそれを客観的な見とおしで洞察し...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...我々の把(つか)んでいるところから見とおして私の最善の善意と努力で噛みこなして滋養にしましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ロマンティシズムはリアルなものの見とおしから来る一つの美感である筈であり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...プルターク先生はそこ迄見とおしたでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうすればある程度の勝利は確実と見とおしたにもかかわらず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あたりは霧のために見とおしがきかず...
山本周五郎 「薊」
...告白するまでもなく自分の過ちは見とおしている筈だ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...よく見とおしは利かないが...
山本周五郎 「風流太平記」
...もすこし見とおしをえてからでも遅くないでしょう」この前後であった...
吉川英治 「私本太平記」
...さし当って、美濃の将来は、府中におっても、見とおしがつく...
吉川英治 「新書太閤記」
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