...此処(ここ)んとこを見て呉れ...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...随分面倒を見て呉れたんだが...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...勿論判るだろう? よく見て呉れ給え」「……何んですか...
大阪圭吉 「花束の虫」
...旅で自分の代りに良人(をつと)の面倒を見て呉れるのは...
薄田泣菫 「茶話」
...「まあ考へて見て呉れ...
高濱虚子 「續俳諧師」
...「三番を行つて見て呉れ...
高濱虚子 「續俳諧師」
...これを見て呉れなか/\熱が下らない」と言つて文太郎は枕頭に自分で亂雜に書き留めた體温表を示した...
高濱虚子 「續俳諧師」
...來て見て呉れる人も矢張上方の人で...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...「ハリキリ」を見て呉れと森氏を連れて座へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...こっちへ来て見て呉れと言いますと...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...その様子を見て呉れ...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...もう一辺やつて見て呉れ...
牧野信一 「蝉」
...生きて再び私の姿を見て呉れます……」海は大きい胸をたたいてまず何よりもにっこりしたそして鮮(あざやか)な潮の香りをたえず――俺の体に送った泣きたい 笑いたい 手をふりたい!また身をぞんぶんに揺すりあげたい!――この心俺はこうした自由な体にそして...
松本淳三 「再生の日の海を眺めて」
...換言すると「嘘の学問」「えせ学問」「見て呉れの学問」を攻撃するだけで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何か居るか見て呉れ...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...見て呉れたか」そんなつかぬようなことをいった...
山本周五郎 「はたし状」
...すぎと母が見て呉れます...
山本周五郎 「めおと蝶」
...どうか見て呉れと云ってよこした...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
便利!手書き漢字入力検索