...見ていて、十内は涙ぐんだ...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...ただ見ていて事件の進行と筋の運び方さえ腑(ふ)に落ちればそれですむのですけれども...
夏目漱石 「中味と形式」
...傍(はた)から見ていても気の毒だよ...
夏目漱石 「門」
...眼鏡(めがね)越(ご)しにじっと見ていてから...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...見ていて死ぬともしらずに死んでいった...
長谷川時雨 「西川小りん」
...見ていても、うまいんだろうな、と思う...
古川緑波 「甘話休題」
...みんな看板ばかり見ていて...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...あの場所を現に見ていて「はい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...……俺にしたって、君を見ていて、どんな酷い事を考える時だってある...
三好十郎 「好日」
...男は注意して窓の外の景色の変るのを見ていて...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...このまえ江戸から帰るときに念を押しておいたんだ」幹太郎は暫く平八を見ていて...
山本周五郎 「花も刀も」
...バックはじつと見ていてそのことをおぼえたのである...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...そこから骸骨の踊りでも見ていてくれ...
横光利一 「上海」
...「今の若いもののやることを見ていても...
横光利一 「夜の靴」
...もうしばらく見ていてご覧なさい」「……けれど...
吉川英治 「三国志」
...またそれを拒(こば)んで捕まった者も身ぢかに見ていて...
吉川英治 「私本太平記」
...……性懲(しょうこ)りもなく」「まあ見ていてやれ」「誰だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...そう第三者は見ていてもさしつかえない...
吉川英治 「新書太閤記」
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