...これも見た目の幻(まぼろし)だったのか...
泉鏡花 「縁結び」
...見た目は寧ろ滑稽であったが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...外を見た目で店を見れば...
鈴木三重吉 「桑の実」
...いかにも見た目が哀れを誘うので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...さてあの女の見た目から君はどうまとめる? 説明したまえ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...見た目にも裸の方がよろしいのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...割信夫(わりしのぶ)、針打(はりうち)、花簪(はなかんざし)の舞子はん十何人、厚板、金入り繻珍(しゅちん)の帯を外(はず)し、大振袖の友禅を脱いで、真赤な襦袢一枚になって、はしゃぎ廻っている光景は、立田の秋の錦と言おうか、吉野の花の筏(いかだ)と言おうか、見た目もあやに、高嶺(たかね)の花とは違ったながめがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...座は九分の入り、見た目は満員、そのわりにつまらぬ客で、「夏の日」以外は乗って来なくて弱った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...見た目はいゝが、味は、伊藤では駄目だ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ただ遠くから見た目に何んとなくそう見えるだけのものらしい...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...見た目はちょっと冷酷な感じがするけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...円柱にエンタシスを施したものは見た目がまことに気持よく...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...かつこのエンタシスはすこぶる見た目に好感を与えるものとすれば...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...何事にも見た目があれば裏があらあ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...見た目に爽快(そうかい)なものでおもしろい」とお言いになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さっき女が余所(よそ)の男を見た目付を...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...その上ハルトマンの細かい倫理説を見た目には...
森鴎外 「妄想」
...見た目も貧弱で引き立たぬと思ったら...
山本笑月 「明治世相百話」
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