...この幕第一の見せ場が始まる...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...漁山は此所を自己の見せ場だとして...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...そうしてだれにでも簡単な言葉で表現されうるようなうまい見せ場はたくさんある...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...そのくせこうといってパッとした見せ場もなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...その腕の見せ場ではないはず...
中里介山 「大菩薩峠」
...久しく酒乱の見せ場を出さなかったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...建築家や庭師の見せ場でもあった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...ここからほんとうの見せ場が始まるのだが――」だが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...これから見せ場が本格的に始まる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...「まさに舞台の見せ場です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...腕の見せ場になろうというもの...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...彼の見せ場はこの辺が最も六ヶ敷いのだつた...
牧野信一 「爪」
...見せ場の二、三について評すれば、木の実を落す仕草はいかにも調子よく、舞台賑かになりて、内侍主従の一杯はめらるるも無理ならず思はる...
三木竹二 「いがみの権太」
...ここが原本には眼目(がんもく)の見せ場なるが...
三木竹二 「明治座評」
...今更の如く安心せし様を示せるは芝居としての見せ場なり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...そういう判断に当って一箇の才分とか自分の見せ場だとか対立の感情(まけた...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...其れが見せ場である丈(だけ)俗悪(ぞくあく)な結果であつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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