例文・使い方一覧でみる「見すぼらしい」の意味
スポンサーリンク...見すぼらしい、が、色の白い学生は、高い方の松の根に一人居た... 
泉鏡花 「瓜の涙」
...よぼよぼした見すぼらしいさまで...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...見すぼらしいがた／″＼の格子戸を這入つて靴を解く...
鈴木三重吉 「胡瓜の種」
...見すぼらしい姿をした婦（をんな）が一人駈け込んで来た...
薄田泣菫 「茶話」
...普通の日本風の二階建は低くして見すぼらしいから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...と洗いざらしの見すぼらしい着物をきた波子は恐縮し...
高見順 「いやな感じ」
...見すぼらしい老人が何やら拾うてゐた...
種田山頭火 「旅日記」
...いくら何でもあまり見すぼらしいことしてお産をするのは心細うござんすから...
徳田秋声 「黴」
...板塀に圍はれた見すぼらしい板葺の家で...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...見すぼらしい年とった男は...
豊島与志雄 「活人形」
...見すぼらしい校舎に過ぎない...
中村地平 「霧の蕃社」
...自分が見すぼらしい下宿の二階を間借りしてゐる氏を訪ねて...
萩原恭次郎 「純情小曲集」
...出来秋の今となつては寔に見すぼらしいものであつた...
平出修 「夜烏」
...垣の向ふに一軒の古い見すぼらしい家がありました...
牧野信一 「首相の思出」
...風采だつてさう見すぼらしいことはないと思つてゐるのよ...
水野仙子 「犬の威嚴」
...そこの見すぼらしい居酒屋の障子を見ると立止まつた...
村山槐多 「殺人行者」
...向うむきに坐った見すぼらしい鳥打帽の男がチビリチビリとストローを舐（しゃぶ）っているほかには誰も居ない...
夢野久作 「二重心臓」
...何と今は見すぼらしい荒廢とその後の安ツぽい急設國際色だらう...
吉川英治 「折々の記」
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