...だれでもしらべる立派なものをわたしは見おとしてしまったのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「わたくし自身について」
...私の迂濶からどんな大事な処を見おとしてゐるかもしれませんがまづこの位の処です...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人々(野依秀一、中村弧月印象録)」
...そのなかに世界の公敵が大手をふって闊歩するのを見おとしてはならない...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...ともすれば見おとしそうになる怪塔ロケットのあとを...
海野十三 「怪塔王」
...このめずらしい『鉱物』を見おとしては一代の恥(はじ)ですよ...
海野十三 「金属人間」
...お見おとしのないように...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...きみはとんでもない見おとしをやっているぜ...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...見おとしていたことがあるのです...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...見おとしているのでしょうか...
江戸川乱歩 「大金塊」
...見おとしたる白雲の裏山と合せて...
大町桂月 「妙義山の五日」
...芳川鎌子死すと報じられた時は人々が見おとしたほどささやかな記事だった...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...一つでも見おとしをしないように...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...日本の民主化にまじめな関心をもって注視している人々ならば見おとしてはいないのである...
宮本百合子 「河上氏に答える」
...われわれが払いのけ得ないでいる事実も見おとしてはならない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...オーソドックスなブルジョア的出生と生活と教養の中からオトナになって来た人間に概して特有な属性であることを見おとしてはならぬ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それをお前は見おとしている...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...これらの観察や体験に支えられていることを見おとしてはならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)或いは私もこの〔家族の〕欺瞞を見おとしているかも知れませんが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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