...ぶなの木が見えたりかくれたりした有様は...
石川欣一 「可愛い山」
...岩の上から帽子だけ見えた...
石川啄木 「道」
...板塀を廻って見えずなりぬ...
泉鏡花 「活人形」
...やみの中にもかすかにピカピカと光って見えたのです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...もうぼろぼろに腐朽してしまって見る影もない船が一艘見えた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...積(つ)み重(かさな)った山や遠(とお)い野が少し見えるきりで...
豊島与志雄 「強い賢い王様の話」
...大砲と兵士らとが再び見えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あたりは一寸(すん)さきも見えないような眞暗闇でした...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...ときどき見えそうな目をあいて見まわしたり...
中勘助 「母の死」
...あれに立派な道場のようなものが見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...人々の顔色も艶を失って見える...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...伯母様も何処(どこ)やら痩せが見えまする...
樋口一葉 「大つごもり」
...」「君が窓から外を睨めてゐる様子は哲学者沁みて見えたが...
牧野信一 「奇友往来」
...空も寂しい色とばかりは見えないでしょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...丁度眼の前に見えます...
夢野久作 「白髪小僧」
...」「どうしてです?」同意を示さぬ矢代に疑問を感じたと見え...
横光利一 「旅愁」
...「火の手が見えます!」と不寝(ねず)の番に起され...
吉川英治 「三国志」
...その影が見えなくなった...
吉川英治 「三国志」
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