...地下に山積してある黄金(きん)が見えた...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「「ケルトの薄明」より」
...遂に仔猫の身体は見えなくなった...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...眼があってもまったく物が見えぬゆえ...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...内地人町の背後に南山という山が見え...
高見順 「いやな感じ」
...慾がなくなるほど濁が見える...
種田山頭火 「其中日記」
...そのやせぎすな姿は浮き出すように見える...
田山花袋 「田舎教師」
...岸に打寄せて砕ける波が白く線を成して見えた...
田山録弥 「波の音」
...話をしてはいけない規則だと見える...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...酔ってるとは見えない態度で...
豊島与志雄 「自由人」
...著しい霧のようなものは見えない...
中谷宇吉郎 「雪」
...右に家が見える...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...実はその白い物が自分の目にも見えて...
沼田一雅 「白い光と上野の鐘」
...未来永劫(えいごう)尽きる期がないらしく見えた...
広津柳浪 「今戸心中」
...それすらも頼めば却って怠るかの如き様子が見えた...
柳田國男 「どら猫観察記」
...その姿が見えなくなるまで見送って...
山下利三郎 「流転」
...すばらしい絲目杉の厚い一枚板に見えるが...
吉川英治 「折々の記」
...そこの泉が棗形(なつめがた)の鏡のように眼の下に見えたのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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