...相手になる日本人の気心をのみ込んで卑屈な妥協を見いだすにはあまりに純良高尚(こうしょう)すぎた性質をもっていたのである...
寺田寅彦 「解かれた象」
...それが噴火山の根を養うという現代でもしばしば繰り返される仮説もまたその端緒をルクレチウスに見いだすことができるのである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...自分の不在中に戸が開かれてるのを見いだす...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...永住し得る場所を見いだすまで一時身を隠す穴をさがしていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ふたりをどこに見いだすことができよう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人界の彼方(かなた)のものをそこに見いだす...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...悲惨と相並んで多くの壮大さがあるのをしばしば見いだすからである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この中に個人はあてもなき感情過剰と憂愁より逃るることのできる新しき契機を見いだすであろう...
中井正一 「レンズとフィルム」
...だれにも知られぬ孤独の中にのみ誠実さを見いだすのだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...化学者には太陽のひかりの各端に化学線(アクテニック・レイ)というものの存在を見いだすことが出来る...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...本論文の進行中に数多くの実例を見いだすことになろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...百露里歩いても哥薩克ひとり見いだすことは出来ないのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...初茸は芝草のない灌木(かんぼく)の下でも見いだすことができる...
和辻哲郎 「茸狩り」
...どの時代においても人々が常に身近に見いだすことのできるものである...
和辻哲郎 「孔子」
...彼らは活きた人生と自然からいつも同じ「自然」を見いだす...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
...聖林寺(しょうりんじ)十一面観音などに見いだすことができる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...我々はいかにしてもここに宣長のいうごとき理想的な「みやび心」を見いだすことができぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...直接な接触点を見いだすのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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