...この要害の地から人は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...要害の地にはあらざる也...
大町桂月 「國府臺」
...王朝の或る時代に山崎に関所が設けられていたことも西から京へ攻め入るのにこのあたりが要害の地であったこともこういう山河の形勢を見るとおのずから合点(がてん)されるのである...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...台湾(たいわん)の南のはじの要害の地に...
豊島与志雄 「金の猫の鬼」
...ここでなければならんという要害の地とも思われないね」「織田信長が生れたところが...
中里介山 「大菩薩峠」
...納忽(ナク)の断崖と称する要害の地に築かれたる札荅蘭(ジャダラン)族の山寨(さんさい)...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...要害の地に盤居(ばんきょ)して交通を阻碍(そがい)した国神の一つであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...我々は平忠常でないから別にこんな要害の地を求める必要がないのである...
柳田國男 「地名の研究」
...昔から要害の地と云はれる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ここは山陽と近畿(きんき)の咽喉(のど)にあたる要害の地であったが...
吉川英治 「黒田如水」
...長江の鉄門といわれる要害の地だった...
吉川英治 「三国志」
...要害の地ではあるので...
吉川英治 「三国志」
...彼処は屈強な要害の地勢...
吉川英治 「三国志」
...要害の地に退いて...
吉川英治 「三国志」
...「あの城には、斎藤道三殿の子、新九郎義龍(しんくろうよしたつ)がいて、この要害の地に、四隣を抑(おさ)え、京都と関東の通路を扼(やく)して、内には兵を練(ね)り、新しい武器を蓄(たくわ)えて、織田も今川も北条も、所詮(しょせん)、歯が立つものじゃあない...
吉川英治 「新書太閤記」
...幾多の攻防戦をくり返した要害の地で...
吉川英治 「新書太閤記」
...街は青州(せいしゅう)清風寨(せいふうさい)の要害の地にあるので...
吉川英治 「新・水滸伝」
...海と紀の川と山とに囲まれた要害の地である...
和辻哲郎 「鎖国」
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