...西皮調の汾河湾(ふんかわん)とか云う...
芥川龍之介 「上海游記」
...更に土耳古のカラギョス劇、印度の聖劇、西藏の樂劇、ビルマの舞樂、ジャの假面劇などに關しても寡聞な私は優人下賤の説を耳にしない...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...次郎兵衛はそれと相対して西北の隅に陣どり...
太宰治 「ロマネスク」
...仏蘭西(フランス)系の会社やねんなあ」「そうやわ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...決して夫が西田哲学の代表的な特色として登場することにはならない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...大西洋に面した西仏蘭西(フランス)の沿岸にある離れ小島に...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...西洋の言葉にてこれをレシプロシチまたはエクウオリチと言う...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...今仮(かり)に西洋の原書を離れて...
福沢諭吉 「日本男子論」
...きょうは西条へとむかう...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...夕焼けした西空に向いながら...
堀辰雄 「菜穂子」
...だから西洋の美人の形容詞には、東西共通の、沈魚落雁、閉月羞花とか、花顔柳腰明眸皓歯とかといふ美人に共通の資格の外に、「動」といふものが美人の美人たる資格の内に含まれてゐるのである...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...」西岡は盃を純造の鼻の先へ持つて行つた...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...ルイなどという西洋の名をつけていたことに思い到り...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...西の対に帰った源氏はすぐにも寝室へはいらずに物思わしいふうで庭をながめながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...西園寺家と北条氏とは...
吉川英治 「私本太平記」
...この西八条の大棟(おおむね)に...
吉川英治 「親鸞」
...せせらぎの君筑波山の西南のふもと...
吉川英治 「平の将門」
...一日もはやく再び西下して...
吉川英治 「源頼朝」
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