例文・使い方一覧でみる「襴」の意味


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...汝(な)が著(け)せる襲(おすひ)の(すそ)に月立ちにけり...   汝が著せる襲の襴に月立ちにけりの読み方
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」

...あの金の地質とが...   あの金襴の地質とがの読み方
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」

...それは世界中が金(きんらん)になって踊り出すかのようでした...   それは世界中が金襴になって踊り出すかのようでしたの読み方
夢野久作 「ルルとミミ」

...色と音と薫香(くんかう)との感激をもて一糸を乱さず織りなされた錦(きんらん)の帷(とばり)の粛然として垂れたるが如くなれと心に念じた...   色と音と薫香との感激をもて一糸を乱さず織りなされた錦襴の帷の粛然として垂れたるが如くなれと心に念じたの読み方
永井荷風 「黄昏の地中海」

...金(きんらん)の袈裟(けさ)を掛け...   金襴の袈裟を掛けの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...擬(まが)ひ金(きんらん)の肩衣(かたぎぬ)に...   擬ひ金襴の肩衣にの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...――間違ひもなくこれは金(きんらん)の屑だよ」「さう言へばさうですね」「女の帶は鯨(くぢら)の一丈だ...   ――間違ひもなくこれは金襴の屑だよ」「さう言へばさうですね」「女の帶は鯨の一丈だの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...金の職帯をつけた五十五...   金襴の職帯をつけた五十五の読み方
久生十蘭 「新西遊記」

...紫羅とは紫蝴蝶(シコチョウ)で...   紫羅襴とは紫蝴蝶での読み方
牧野富太郎 「植物一日一題」

...実際真珠や錦(きんらん)やまた肩書や供まわりも...   実際真珠や錦襴やまた肩書や供まわりもの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...赤い金(きんらん)の帷帳(とばり)の中から覗いている茶褐色の頭蓋骨を仰ぎながら...   赤い金襴の帷帳の中から覗いている茶褐色の頭蓋骨を仰ぎながらの読み方
夢野久作 「骸骨の黒穂」

...端(はじ)の金(きんらん)の模様や心棒(軸)の色に見覚えが御座います...   端の金襴の模様や心棒の色に見覚えが御座いますの読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

...孫堅は頭にかぶっていた「(さく)」という朱金(しゅきんらん)のを手ばやく脱いで...   孫堅は頭にかぶっていた「」という朱金襴のを手ばやく脱いでの読み方
吉川英治 「三国志」

...龍の丸の紫金(しきんらん)に...   龍の丸の紫金襴にの読み方
吉川英治 「三国志」

...金(きんらん)の帳(とばり)は裂いて棄ててあるし...   金襴の帳は裂いて棄ててあるしの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...白地銀(ぎんらん)の陣羽織をつけて...   白地銀襴の陣羽織をつけての読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...従来、日本側からは、日本の砂金、漆、絹、太刀、工芸品などを輸出し、宋国からは薬品、香料、陶磁、金、図書その他、広汎な文化財が輸入されていたことは、概目(がいもく)、文献にも記載がある...   従来、日本側からは、日本の砂金、漆、絹、太刀、工芸品などを輸出し、宋国からは薬品、香料、陶磁、金襴、図書その他、広汎な文化財が輸入されていたことは、概目、文献にも記載があるの読み方
吉川英治 「随筆 新平家」

...紫金(しきんらん)の笛袋へおさめて...   紫金襴の笛袋へおさめての読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

「襴」の読みかた

「襴」の書き方・書き順

いろんなフォントで「襴」


ランダム例文:
   嚇怒   轆轤鉋  

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