...三兒は遊びに飽きると時々自分の書見の室に襲うてくる...
伊藤左千夫 「奈々子」
...伝染病が襲うて来るも此月だ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...長い消化不良の後には恢復期によく急激なのが襲うことがあります...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...昔しながらの微(かす)かな声が彼の耳を襲うのみである...
夏目漱石 「幻影の盾」
...ことに女主人公が死ぬところは鬼気(きき)人を襲うようだと評したら...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...宗次郎芳江兄弟の隠れ家を襲う外はありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...簡単にこの秘書のかたを襲うことができる...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...同一の運命は再び氏を襲うて来た...
穂積陳重 「法窓夜話」
...夜中ひそかに敵を襲うことである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...泣き叫ぶ声ききながら日の落ちぬ間(ま)に村から村を襲うて狂う暴虐な軍隊のことではない...
三木清 「私の果樹園」
...此方だ! 此方だ! 此方だ! (とバタバタ走って舞台にかかり今井の方へ襲うて行きかける)加多 (抜刀...
三好十郎 「斬られの仙太」
...よく空耳を襲うて彼の女をぎっくりさせるのであった...
室生犀星 「香爐を盗む」
...つねに我を襲う外物を遮(さえぎ)り留(とど)めたりき...
森鴎外 「舞姫」
...小さな場合というやつは不意にわたしを襲う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...襲うてくるらしいのである...
柳田国男 「雪国の春」
...私は産の気(け)が附いて劇(はげ)しい陣痛の襲うて来る度に...
与謝野晶子 「産屋物語」
...凡夢は常に枕を襲うが...
吉川英治 「剣の四君子」
...主家を滅亡へ導こうとするか」「…………」「横山城の留守を襲うたこよいのことなども...
吉川英治 「新書太閤記」
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