...シャツの襟首が立っている...
...彼は襟首を正すと、ちょっと気取った態度をとった...
...首を絞めるように襟首を引っ張ると、風邪をひくかもしれない...
...ネクタイはしないけど、襟首には小ざっぱりとしたカラーバリエーションを楽しむのが彼のこだわり...
...このブランドは、襟首が上がっていても締めつけ感のないシャツが特徴だ...
...襟首に落ちやうと云ふもんだ...
石川啄木 「葬列」
...あの老人の襟首をつかまえて...
海野十三 「火星兵団」
...岩のしづくがポツン/\と落ちて来てそれがたまに襟首(えりくび)へかゝります...
土田耕平 「時男さんのこと」
...次のページにはリエナが戸外のベンチで泣いているところへクジマが子ねこの襟首(えりくび)をつかんで頭上高くさし上げながらやって来る...
寺田寅彦 「火事教育」
...「あッ」後ろからむずとガラッ八が襟首を掴(つか)んだのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...幸吉の父親を殺した經緯(いきさつ)を白状せい」平次はその襟首を押へて引戻すと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...幸吉の父親を殺した経緯(いきさつ)を白状せい」平次はその襟首を押えて引戻すと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後ろから見ると、三日ほど前に、曲者に髪を切られたばかりの頭は、辛くも撫でつけた毛が、後ろへフラフラと乱れて、浅ましい限りですが、襟首の美しさ、肩のあたりの素直さ、すべて色調の高雅なのと、線の交錯の品の良さで、その女を反って美しく見せるのは、まことに奇跡的でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ひょろけるやつを襟首と尻(ヒップ)をつかんで鮭の山の中へ埋めてやると...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...駕籠脇に迫ってきた才槌頭の襟首を掴むなり「おのれ」といって...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...襟首をひッ掴んでズルズルと扉の方へ引ずって行って...
久生十蘭 「魔都」
...猿臂を伸して怪人物の襟首に飛びつく...
久生十蘭 「魔都」
...滴くは高倉の襟首にすべって背すじに流れた...
本庄陸男 「石狩川」
...襟首をもつて戸外につまみ出さうと立ちあがつた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...同時に青竹を持った小者にそれぞれ襟首を掴まれた百姓平七と徳兵衛...
三好十郎 「斬られの仙太」
...大一番の菜葉服の襟首や...
夢野久作 「オンチ」
...瘧(おこり)が取り持つご縁だったか」「襟首(えりくび)の蝋燭(ろうそく)焼きなんてものは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...顔をしかめて襟首を撫でた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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