...彼女が生まれたとき、母親は彼女を襁褓にくるんでいた...
...襁褓の赤ちゃんを抱くのはとても幸せな気持ちだ...
...祖母が私の襁褓の写真を見せてくれた...
...彼は幼少期から襁褓の頃の話をよく聞かせてくれる...
...襁褓のうちに双子の姉妹がいたが、今は別々の場所に住んでいる...
...村費で雇はれた小使が襁褓(おしめ)の洗濯まで其職務中に加へられ...
石川啄木 「雲は天才である」
...始終汚れた襁褓(おしめ)を取り換えてやらなければならぬ...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...インクナブラとは、襁褓(おしめ)、むつきの意味だそうで、つまり赤ん坊時代、たれ流し時代の書物を指すと思えば間違いない...
辰野隆 「愛書癖」
...時々襁褓(おむつ)なんか出して...
田山録弥 「ある日」
...襁褓(むつき)があたりに散らばって...
田山花袋 「田舎教師」
...襁褓(むつき)を干しつらねた軒や石屋の工作場や...
田山花袋 「田舎教師」
...ズボンやお襁褓(むつ)から落ちる影が...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...母親も泣き立てる背中の子を揺(ゆす)り揺り襁褓(しめし)の入った包みを持って...
徳田秋声 「足迹」
...襁褓(おしめ)の洗濯もする...
徳冨盧花 「水汲み」
...私は襁褓の入った風呂敷包を提げ...
外村繁 「澪標」
...卵塔場(らんたふば)に嬰兒(やゝ)の襁褓(むつき)ほしたるなど...
樋口一葉 「たけくらべ」
...襁褓(おむつ)をひきだし...
久生十蘭 「黒い手帳」
...殊に庭の襁褓(おしめ)が主人の人格を七分方下げるように思ったが...
二葉亭四迷 「平凡」
...襁褓中の襄は長じて童子となれり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...襁褓(むつき)の籠と共に...
吉川英治 「三国志」
...汝のようなまだ襁褓(おしめ)のにおいがするような疥癩(かいらい)の小児を...
吉川英治 「三国志」
...自分たちの手で襁褓(むつき)から育てあげて今日に至った者達だからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...襁褓(むつき)の中より父(ちち)兄弟(はらから)にわかれ...
吉川英治 「日本名婦伝」
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