例文・使い方一覧でみる「裸蝋燭」の意味

...左の手には裸蝋燭（はだかろうそく）をともし... 左の手には裸蝋燭をともしの読み方
芥川龍之介「妖婆」

...裸蝋燭の光が落ちる気味の悪い鏡の中を... 裸蝋燭の光が落ちる気味の悪い鏡の中をの読み方
芥川龍之介「妖婆」

...ともすると風に吹き消されさうになる裸蝋燭を袖で護（まも）りながら... ともすると風に吹き消されさうになる裸蝋燭を袖で護りながらの読み方
田山花袋「ある僧の奇蹟」

...如来様（にょらいさま）の前に供えられた裸蝋燭（はだかろうそく）の夜風にチラチラするのが遠くから見えた... 如来様の前に供えられた裸蝋燭の夜風にチラチラするのが遠くから見えたの読み方
田山花袋「田舎教師」

...洞窟内なんぞを照すには裸蝋燭で結構用が足りるもんじゃが」「はあ...
チェスタートン　Chesterton 直木三十五訳「作男・ゴーの名誉」

...裸蝋燭を持って来た... 裸蝋燭を持って来たの読み方
直木三十五「南国太平記」

...それは真中の卓子（テーブル）の上へ裸蝋燭（はだかろうそく）を一本立てて置いてあるのであります... それは真中の卓子の上へ裸蝋燭を一本立てて置いてあるのでありますの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...燈火（あかり）を借りるぜ」卓子（テーブル）の上の裸蝋燭（はだかろうそく）を取って火を焚きつけて... 燈火を借りるぜ」卓子の上の裸蝋燭を取って火を焚きつけての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...そうして裸蝋燭（はだかろうそく）は卓子の上から南条の手に取り上げられて... そうして裸蝋燭は卓子の上から南条の手に取り上げられての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...室（へや）の中は裸蝋燭の灯（ひ）で渦（うず）を巻くように動揺した... 室の中は裸蝋燭の灯で渦を巻くように動揺したの読み方
夏目漱石「行人」

...さあ御上がんなさいと裸蝋燭（はだかろうそく）を僕の顔に差しつけた娘の顔を見て僕はぶるぶると悸（ふる）えたがね... さあ御上がんなさいと裸蝋燭を僕の顔に差しつけた娘の顔を見て僕はぶるぶると悸えたがねの読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...妙に引緊（ひきしま）った凄い顔をして、裸蝋燭を片手に、新三郎の陥ち込んだ穴を覗きます... 妙に引緊った凄い顔をして、裸蝋燭を片手に、新三郎の陥ち込んだ穴を覗きますの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...裸蝋燭（はだかろうそく）の下で... 裸蝋燭の下での読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...裸蝋燭（はだからふそく）の下で... 裸蝋燭の下での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...親分蝋燭」裸蝋燭を二本... 親分蝋燭」裸蝋燭を二本の読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...提灯を借りて來てくれ」「此處に裸蝋燭（はだからふそく）がありますが... 提灯を借りて來てくれ」「此處に裸蝋燭がありますがの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...錆（さび）た燭台の裸蝋燭（はだかろうそく）のあかりで... 錆た燭台の裸蝋燭のあかりでの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...それから裸蝋燭を△△△△に濡れた畳の上にジカに置いて... それから裸蝋燭を△△△△に濡れた畳の上にジカに置いての読み方
夢野久作「少女地獄」

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