例文・使い方一覧でみる「裸」の意味

...大ぜいの裸の人間が... 大ぜいの裸の人間がの読み方
芥川龍之介「戯作三昧」

...ただ裸（はだか）の壁が残っているだけで... ただ裸の壁が残っているだけでの読み方
ハンス・クリスチャン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳「絵のない絵本」

...裸男、幾度も來りて、この松を見たり... 裸男、幾度も來りて、この松を見たりの読み方
大町桂月「川魚料理」

...臆病な象11・26（夕）寺内内閣が裸体画を怖がるやうに... 臆病な象11・26寺内内閣が裸体画を怖がるやうにの読み方
薄田泣菫「茶話」

...僕ハ裸体ニナッテ浴槽ニハイリ... 僕ハ裸体ニナッテ浴槽ニハイリの読み方
谷崎潤一郎「鍵」

...自分は彼の素裸の体を... 自分は彼の素裸の体をの読み方
谷崎潤一郎「鍵」

...見事に裸にされている... 見事に裸にされているの読み方
戸坂潤「読書法」

...裸はだし同様で美濃の国から飛んで来ました... 裸はだし同様で美濃の国から飛んで来ましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...文身（ほりもの）は確かにある」「ちよいと見せておくんなさい」「往來で裸になれるかい... 文身は確かにある」「ちよいと見せておくんなさい」「往來で裸になれるかいの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...今の裸レヴイユなどは足もとにも追ひ付かぬ猥雜（わいざつ）な見世物があり... 今の裸レヴイユなどは足もとにも追ひ付かぬ猥雜な見世物がありの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...シヤガールの裸の女の繪を床の間においた... シヤガールの裸の女の繪を床の間においたの読み方
長谷川時雨「裸女の畫」

...裸で立つてゐるのだつた... 裸で立つてゐるのだつたの読み方
葉山嘉樹「氷雨」

...そこには異形の裸体の重傷者がずらりと並んでゐる... そこには異形の裸体の重傷者がずらりと並んでゐるの読み方
原民喜「火の唇」

...その少年が猿股もはかずに素つ裸になつて日光浴をしてゐるのを見つけた...
堀辰雄「燃ゆる頬」

...裸足で草の上を歩いた... 裸足で草の上を歩いたの読み方
牧逸馬「アリゾナの女虎」

...なんにも要（い）りゃしねえんだあッ！　（泥だらけの手で村子の裸の肩をわしづかみにする）村子　なにょするのよッ！　バカ！　だって... なんにも要りゃしねえんだあッ！　村子　なにょするのよッ！　バカ！　だっての読み方
三好十郎「胎内」

...樹木限界線と万年雪の間の裸の山の上で真夜中の太陽〔北極に近いところでは夏には太陽は殆ど沒しない〕の下でふるえ...
ジャック・ロンドン　Jack London 山本政喜訳「荒野の呼び声」

...やはり、さいごは、裸の彼が、残ったともいえる... やはり、さいごは、裸の彼が、残ったともいえるの読み方
吉川英治「平の将門」

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