...肉體の運動と略相似た意味に於いて精神の成長に裨益する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
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大隈重信 「早稲田大学の教旨」
...間接に幕府の政治に裨益せしや必せり...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...寧梓而行ハレ之其有ン三裨二益世教ニ一盖非二鮮小ニ一也...
京山人百樹、京水百鶴 「北越雪譜」
...是の至善の實現に裨益する所の行爲...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...此の雜誌は主として支那人の心理現象に關する論文を發表する點に於て我々を裨益する所少なからぬのであるが...
橘樸 「支那を識るの途」
...自分自身の裨益にも自分自身の幸福にもすることが出来ず...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...斯の如き有益にして人智開発上裨補(ひほ)する所ある営業の代表者の来りて...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...或は帝國憲政の將來に裨補せんと言明せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それは他日大(おおい)にわたしを裨益(ひえき)する所となった...
永井荷風 「梅雨晴」
...あえて世道人心を裨益(ひえき)しようなどという...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...おのおの自からその裨益を謀(はかり)て...
福沢諭吉 「学校の説」
...私学校は人を教えて世の裨益(ひえき)をなすべき術に富めるといえども...
福沢諭吉 「学校の説」
...ともに天下の裨益を謀り...
福沢諭吉 「学校の説」
...我社中は悦て其法を傳へ天下と共に裨益を謀るべし...
福澤諭吉 「肉食之説」
...鋭意新政を行って四民を裨益したことは頗(すこぶ)る多かった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...世道(せどう)人心に裨益(ひえき)するという精神でなければならん...
村井弦斎 「食道楽」
...頗る興あるのみか勧懲に裨益ある物語にて毎に聴衆の喝采を博せし子が得意の人情話なれば...
若林※[#「王+甘」、第4水準2-80-65]藏 「怪談牡丹灯籠」
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