...我等の缺陷を補足するが故に特に我等にとつて切要なるもの...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...私は単に自分の言い足らなかった所を補足するのに止めておこうと思う...
有島武郎 「想片」
...私はむしろ「黙移」を補足する程度にごく大略を述べることにする...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...自分の非力を補足するために...
太宰治 「花吹雪」
...――フロイトはこうしてル・ボンの群衆心理学に一つの説明原理を補足する...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...カントの批判主義を社会理論に於て補足するカント哲学の一部分(社会哲学?)にしか過ぎない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それが人間主観の感覚器官の作用を補足するにあるにしても...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...今この文章を補足する...
戸坂潤 「思想としての文学」
...を補足するために...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...他のひとりがそれを監視し補足するを得ん...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なんの補足するところもありませんが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...驚いて飛込んで來ると此有樣で」主人の三郎兵衞は補足するのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誤解のないように補足すると...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その制作品の足りない所を補足するやうなものでをこがましい氣がするが...
福士幸次郎 「太陽の子」
...もすこし補足すると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...労働者が目前の窮乏を補足する必要から...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...彼の生涯を補足する足しになるほどな文字はない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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