...その素晴らしい変化は今までの退屈を補い尽してなお余りがある...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...政教の一分を補い...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...此の如く補いたる...
高木敏雄 「比較神話学」
...外に養父から分けて貰(もら)った多少の資産で補いをつけつつ暮しているのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...説明の足りなかったところを補い...
津田左右吉 「〔『支那思想と日本』初版〕まえがき」
...そこでこの欠陥を補い...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...ウイスキーで充分に補いはつく...
豊島与志雄 「聖女人像」
...水泳場に一時間ばかり行って不眠を補いたくなったので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...コンブフェールはアンジョーラを補い訂正していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...学を衒(てら)わずして教え、恩を加えずして保護し、説かずして化し、助けずして補い、施さずして救い、薬餌を与えずして癒(いや)し、論破せずして信服せしむ...
新渡戸稲造 「武士道の山」
...緊張せる生活はその自然的な補いとして創造...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...その大きな有機体のほうはちょっとした妨害に対しては容易にほかの場所で――いっさいが結びついているからだが――補いをつけ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...警部補いいですか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...空虚で退屈な心の補いに恋をし始めたにすぎない相手があまりに冷淡に思い上がった態度をとっているのは場所柄にもふさわしくないことであると不快に思われる心から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これらの二相よく補い...
柳宗悦 「民藝四十年」
...自分は幾らかでも家計の補いにしようとして...
山本周五郎 「日本婦道記」
...短があれば短を補い...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...頭部は後代の拙い補いだから論外として...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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