...その素晴らしい変化は今までの退屈を補い尽してなお余りがある...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...更(さ)らに自(みず)から筆を執(とり)てその遺漏(いろう)を補い...
石河幹明 「福翁自伝」
...学界の欠陥を補い...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...夕飯にはもう一品ずつの補いをつけ足している...
大杉栄 「日本脱出記」
...生来の微なる人道の萠芽を補い助けなければならぬ...
丘浅次郎 「人道の正体」
...教育は生殖作用の足らざるところを補い...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...今度は反対にその利益を吐き出して欠損を補い...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...互いに醜くし合い互いに補い合って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...十分に補いがつくのである...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...月給の補いにもならぬこの景色が景色としてのみ...
夏目漱石 「草枕」
...愛情は足りないもののすべての補いで...
久生十蘭 「白雪姫」
...もって急須の欠を補い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...警部補いいですか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...一つ体中諸機関の消耗(しょうもう)を補いて肉ともなり...
村井弦斎 「食道楽」
...昔の日の話をお補いくださいます程度にしかお聞かせくださいませんでしたのが残り多く思われてなりません」と言い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この夫人のために薫以外にだれがこうした物質の補いをする者があろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...月光で足りない部分は懐中電灯で補いながらその物体を注意深く研究した...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...頭部は後代の拙い補いだから論外として...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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