...その素晴らしい変化は今までの退屈を補い尽してなお余りがある...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...補いをつけることが出来ると...
岩野泡鳴 「耽溺」
...菜大根豆芋等(とう)を手作(てさく)して喰料(しょくりょう)を補い...
関寛 「関牧塲創業記事」
...依りて、嘗て世に公にしたる数篇の論文と、未だ世に公にせざるものとを集めて、幾度も改竄修正を加え、足らざるを補い、誤れるを正し、更に幾分を増加して、この小冊子となしぬ...
高木敏雄 「比較神話学」
...そこでこの欠陥を補い...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...ウイスキーで充分に補いはつく...
豊島与志雄 「聖女人像」
...歯の無い所は洒落(しゃれ)で補い...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...所々に欠けたものを補い...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私の疎漏(そろう)なところを補い...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...数首を連作してその移りめを器楽で補い...
信時潔 「歌詞とその曲」
...緊張せる生活はその自然的な補いとして創造...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私は自分の空想力でやっとそれを補いながら読んでみたのであるが...
堀辰雄 「旅の絵」
...警部補いいですか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...そうでなく両方がお互いに補い助けあうことをのぞむ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これらの二相よく補い...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ある程度孤立の不利を補い得るかと思う...
柳田國男 「和州地名談」
...その欠点や不足をお互いに補い合ってこそ始めて真の手足であり一体の兄弟といえるのではないか...
吉川英治 「三国志」
...月光で足りない部分は懐中電灯で補いながらその物体を注意深く研究した...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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