...彼の母親のうすよごれた裙子(くんし)である...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...ところの子女の裙屐(くんげき)に...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...肩から裙へすぼまつて...
泉鏡花 「遺稿」
...裙(すそ)に近く流の音が沈んで聞こえる...
泉鏡花 「遺稿」
...薄彩色の裙(すそ)をぼかした...
泉鏡花 「浮舟」
...給仕の紅裙が飯田町だろう...
泉鏡花 「薄紅梅」
...看護婦が廊下へ雪のような裙(すそ)を出して...
泉鏡花 「婦系図」
...且つ大都に生れ、見る所は唯紛華の地、共に嬉ぶ所は、唯裙屐の子弟、未だ曾て一歩も都門を出でざる也...
大町桂月 「親子遠足の感」
...その女は年の比(ころ)十七八の紅裙翠袖(こうくんすいしゅう)の美人で...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...最も進歩していると云わるる支那料理に於ても、その珍味とされてるもの、熊掌、鼈裙、吟士蟆のたぐいは、天然の味を最も多く保有している...
豊島与志雄 「「自然」」
...三年を出でずして或会社のこれを買ひ取りて倶楽部(クラブ)とやらになせしより木母寺の境内再び紅裙(こうくん)のひらめくを見ず...
永井荷風 「桑中喜語」
...裙に綴る金蝶と見紛ふて理の當然であつたらう...
牧野信一 「緑の軍港」
...裙に綴る金蝶と見紛ふて理の当然であつたらう...
牧野信一 「緑の軍港」
...海帯がコンブであるゾヨ! 昆布がワカメであるゾヨ! 海帯はアラメでないゾヨ! 裙帯菜はワカメでないゾヨ!『草木図説』のサワアザミとマアザミ飯沼慾斎(いいぬまよくさい)の著『草木図説(そうもくずせつ)』巻之十五(文久元年辛酉発行...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...朱履方裙(しゅりほうくん)した者を四人立て...
吉川英治 「三国志」
...彼女らの紅裙翠袖(こうくんすいしゅう)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...紅羅(あか)い裙子(はかま)の裳(も)を曳き...
吉川英治 「新・水滸伝」
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