...翌日(あくるひ)になるとズット味が出ますからそれへ玉子の黄身を入れて丸めて裏漉のパンで包んで鉄網(かなあみ)で焼きますが下手(へた)に焼くと崩れますから焼き方が随分面倒です...
村井弦斎 「食道楽」
...西洋風の真鍮(しんちゅう)の裏漉は直(す)ぐに破れていかん...
村井弦斎 「食道楽」
...やっぱり日本風の裏漉が便利だね...
村井弦斎 「食道楽」
...裏漉で漉して半分ほど型へ入れて寄せてその上へ鑵詰の雁の肝を置いてまたゼリーを入れて氷で冷し固めたのだ...
村井弦斎 「食道楽」
...梅の液は裏漉の下へ布巾(ふきん)を置いて二重に漉してまた火にかけてアクを取りながら一時間ばかり煮詰めなければなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...梅羊羹(うめようかん)は裏漉にしたのを葛(くず)とゼラチンで寄せたのです」玉江嬢「梅のお菓子では山形の熨斗梅(のしうめ)と甘露梅(かんろうめ)が結構ですね...
村井弦斎 「食道楽」
...それをモー一層美味しくするのは南瓜(とうなす)を蒸すかあるいは湯煮(ゆで)て裏漉(うらご)しにして好い加減と思うほど今の物へ混ぜて肉桂(にっけい)の粉を加えて蒸すのです...
村井弦斎 「食道楽」
...薩摩芋を湯煮て裏漉しにして肉桂の粉を加えて今のプデンへ混ぜても結構です...
村井弦斎 「食道楽」
...先ず湯煮玉子(ゆでたまご)の黄身二つを裏漉(うらご)しにして生玉子の黄身一つを入れて丁寧(ていねい)に混ぜ合せてそれから芥子(からし)を小匙に一杯と塩を小匙に軽く一杯と胡椒(こしょう)少しと砂糖を小匙に半杯入れて最初にサラダ油を大匙一杯加えてよくよく今の物を攪(か)き混(ま)ぜます...
村井弦斎 「食道楽」
...別にムツの子の肉ばかりを取って裏漉(うらご)しにして玉子の黄身一つと水で絞ったパン少しと生の赤茄子半分位と塩胡椒とパセリの細かく切ったのかあるいは葱(ねぎ)の細かく切ったのとバター小匙一杯位と皆(み)んなよく混ぜて今の魚の腹へ詰めて...
村井弦斎 「食道楽」
...その玉子を湯煮(ゆで)て裏漉(うらご)しにしてバターと塩胡椒で煉って塗りますがバターと塩胡椒の代が一人前一銭...
村井弦斎 「食道楽」
...そうですね肉が一斤なら御飯を大匙三杯位擂鉢で擂ってやっぱり裏漉しにします...
村井弦斎 「食道楽」
...別に味噌を摺って味淋と砂糖を混ぜて裏漉(うらご)しにして今の茄子をその中へ入れて焦(こ)げ付かないように攪き廻しながら暫く煮たものです...
村井弦斎 「食道楽」
...それから水気を切って裏漉しにしてその中へ御飯大匙三杯を混ぜて...
村井弦斎 「食道楽」
...それから湯煮た玉子の黄身を二つ裏漉しにして生玉子の黄身を混ぜて芥子(からし)を小匙一杯と塩胡椒と砂糖を小匙半分ほど加えてサラダ油大匙二杯と西洋酢一杯とを幾度(いくど)にも少しずつ加えてよく煉ります...
村井弦斎 「食道楽」
...それから裏漉しにして牛乳を交ぜて摺るとマッシといってキントンの衣(ころも)のようなものになります...
村井弦斎 「食道楽」
...先日教えて戴いた薩摩芋の梅干和(うめぼしあえ)なんぞも忙がしい時に裏漉(うらごし)だけ略してお芋と梅干を直(す)ぐ摺鉢(すりばち)へ入れてよく擂交(すりま)ぜましたらそれでも結構食べられました...
村井弦斎 「食道楽」
...体外の裏漉や擂鉢で筋を取ればその手数は料理する人一人だけで済む...
村井弦斎 「食道楽」
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